先週のWBC開幕以来、連夜の侍ジャパンの熱戦を堪能している。
1次ラウンドでこうだから
今後、準々決勝、準決勝、決勝はどうなることかと
未だ1次ラウンド突破が決定していないというのに
既にワクワクが生じている。
そう期待させてくれる侍ジャパンの面子なのだ。
何と言っても今回の注目は大谷翔平選手だったろう。
私もそう。
BS放送でメジャーでの彼のプレーをたくさん観てきたが
日本でのプレーを観られるというのが嬉しかった。
実際は以前に日ハム時代の彼を観ているのだけど
メジャーで一回りも二回りも大きくなった“オオタニサーン”が
日本でどう活躍してくれるのか
楽しみで仕方なかった。
果たして、
存在が大き過ぎて
あの大谷選手が日本の球場でプレイしていることが一瞬不思議にも思えたが
それでも
侍ジャパンの一員として当たり前の様にチームの為に頑張る大谷選手を観れば
彼も普通の一野球選手なのだということに
その存在がぐっと身近に感じられ、心が和んだ。
大谷選手の他にも、今回選ばれたメンバーはいったいどうした⁈と言うほどの粒ぞろい。
隙の無い投手陣も圧巻ならば、打者も各チームの4番打者級がぞろりといる。
ラーズ・ヌートバー選手の参加も侍ジャパンにはラッキーを呼び込んだと思う。
日系とは言え、日本のチームでプレイしたことのない彼が
トップバッターとして真っ先にチームを盛り上げてくれた。
チームを鼓舞し、チームの為に尽くす最高のリードオフマンである。
どこでもチャンスが作れ、誰にでも一発があるという
対戦相手にしたら侍ジャパンは恐ろしいチームだろう。
そんな侍ジャパンの4番を任された村上宗隆選手。
昨シーズン、最多本塁打を打ち、令和初にして史上最年少の三冠王となった村上選手だが
4番打者の重圧なのか、調子は今一つ。
他の選手たちが次々と活躍する中、彼の心境は如何ばかりかと思うが
そんな葛藤に耐え、自分自身に打ち勝たんとするが如く精一杯バットを振る姿に
真の彼の底力を見る気がする。
昨夜のチェコ戦では最後、いい当たりが出た。
村上選手は必ずや不調を乗り越え、これからの試合、大活躍してくれるだろうと思っている。
……………
12年前の昨日は東日本大震災が起こった日。
もう12年なのか
まだ12年なのか
昨日から今日にかけて震災関連の特別番組がいくつも放送されていて
それを観ながら改めて思い知るのは
少なくとも
身近な大切な人を亡くした方々にとってあの日は
未だ、もう12年経った“過去”となり得ていないということ。
その底深い悲しみは
体験していない者(自分)には
本当に理解することは出来ないのだろう。
受け止めきれない現実と不安の中で
必死に生きて来た日々
年月が経過する中で
暮らしを取り戻し
未来を考え前に進んだ
それでも
記憶を辿ればどうしたって蘇る悲痛は
ますます深くなっているかのようだった。
今回、被災された方々の「忘れたくない」「忘れて欲しくない」という言葉をより多く聞いた気がする。
自分にせめて出来るのは「忘れない」こと。
そして、被災された方々の心の傷が少しずつでも癒えていくことを祈りたい。
昨夜のチェコ戦
先発は佐々木朗希選手だった。
陸前高田市出身の彼は9歳の時、東日本大震災を経験し
身近な家族を亡くしている。
彼の心の中にどんな思いがあったのか
それを自分が簡単に推測し語ることは失礼だし
到底わかるはずもないが
ただ、一球一球に魂を込めるよう投げる姿に自ずと胸が熱くなるのだった。
「僕が投げている姿で何かを感じてもらえたらと思います」
球場を去る前に佐々木選手が語った言葉。
彼の投球にきっと多くの人が励まされただろうと思う。
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