すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

ことば

なにか言おうと思わなくていい

特に言うこともないのに、なにか言おうとするから つい思いつきやすい「不平不満」を口に出してしまう。 これを防ぐにはどうしたらいいか? 「なにか言おうと思わないこと」しかないのである。 いいの、あなたもぼくも、なにも言わなくていいの。 「おはよう…

孤独のカタチ

あまりにも穏やかな春の日。 花粉症がひどくなるのは怖いけど、お陽様に誘われて自転車で出かけた。 20年以上前、この地に引越してきた我が家の周りは昔からの農村地帯の面影が色濃く残っていた。 時は流れ、今や、新しい家やアパートが次々に建ったとはいえ…

美は見る人の目の中にある

一昨日、あのベニシアさんのテレビを偶然観ました。あのベニシアさん、と言ってもご存知ない人もおられるでしょうが我々主婦やハーブに興味のある人、自然志向の人たちにはかなりの有名人です。ベニシアさんはイギリス出身の女性で日本人男性と結婚。現在は…

Siriさん

前回に引き続き 『折々のことば』(鷲田清一さん)から 画面に向かって質問をすれば何でも答えてくれる Siri という機能がiPhoneにはあるのだが 鷲田さんの知人がSiriに 「愛とは何か」 と尋ねたそうだ 返ってきた答えが 「愛とは、理解の別名です」 ううむ…

ゴリラの社会

今日の朝日新聞 『折々のことば』(鷲田清一・選)より 誰も負けない社会は生きやすいけれど、 負けないために勝者にならないといけない世の中は生きにくい by 山極寿一 一瞬 「?」でしたが、解説を読んで「ほお・・」 長年、アフリカでゴリラの調査をして…

卒婚

ひとりの夜である。 ううむ、落ち着く。。 まだ明るいうちからシャワーを浴びた。 その後、しばらくぼんやりして 今夜はご飯だけを炊いてレトルトカレーにしよと思いつく。 愛車の初めての車検を早期予約したので プレゼントが付いたのだ。 たいめいけんのレ…

どの苦労を選ぶ?

朝日新聞のコラム 『折々のことば』(鷲田清一)を楽しみに読んでいます。 鷲田清一さんが選んだ『折々のことば』を紹介し解説してくれます。 今日は、 向谷地 生良(むかいやち いくよし) 人間には生きていく上でいろんな苦労があるよね、 どの苦労を選ぶ…

だいて。おろして。ほっといて。

子どもたちが小さかった頃子どもたちも私自身も大好きで何度も読んで聞かせた絵本です。「ぐりとぐら」 中川李枝子さん(作)、山脇百合子さん(絵)姉妹によって1963年に発表されました。双子の野ねずみ “ぐり” と “ぐら”好きなことは“おりょうりすること、…

第二次思春期

昨日は冷たい雨が降り続きました。今朝、ベランダに出ると湿り気が残る空気の中晴れた空の向こうに富士山が見えました。雪の白が日毎にその頂を覆うようになるとまた冬がやってきたなあと思うわけで。いつもこの時期、同じアングルの富士山を載せている~~…

精神的な自給自足

昨夜、末娘と喧嘩しました。 そう、まさしく“ケンカ” 親として我が子を躾るとか 長く生きてきた者として若輩者に苦言を呈するとか そんな教育的且つ理性的な話し合いの欠片もない 終始、バカちんな口喧嘩。 正直に言えば 母である自分の大人気なさが後味をす…

ことばが無くても

糸井重里さんが毎日書くエッセイのようなもの 本日のそれはいささか衝撃的だった。 犬も猫も、人間のことばをしゃべらない。 我が家の犬はなにか頼みごとがあるときでも 声に出すよりも、やってきて、目で語りかけてくる。 「なにが言いたいんだ?」と問いた…

味わうために生きている

ドリアン助川さんという人がいる。硬い刺で全身を覆い、果肉は強烈な臭いを放つドリアン。 あまりにも個性的なその果物が頭に付いた名前、 加えて、彼自身のパワフルな風貌も非常に印象的なのであるが、 実は彼のことはあまり知らない。しかしながら、 偶然…

友達くらいがいい

先日、ある所でちょっと懐かしい歌を聴きました。中村中(なかむらあたる)さんの 「友達の詩」 手を繋ぐくらいでいい並んで歩くくらいでいい それすら危ういから 大切な人は友達くらいでいい好きで、大切な人だからこそ 失うことが怖くて いつまでも側にい…

寅さんの伝言

前の記事書いてからいきててよかった~ いきててよかった~いきててよかった~ そんなよるをさがしてるぅ~♪つい 口ずさんでしまう少し前、『寅さんの伝言』というタイトルで毎週日曜日、朝日新聞に連載されていたコラムを楽しみに読んでいた。映画『男はつ…

絶望はしていない

昨日、自分が書いたこと・・・そして、今朝である。 全国最高齢の候補者として衆院選を戦った 川島 良吉さん(94) きっかけはテレビの党首討論だった。「国防軍」「憲法改正」。そんな言葉が飛び交っていた。21歳で陸軍歩兵として中国戦線に送られ、目…

便利の功罪

天野祐吉さん 朝日新聞コラム『CM天気図』から あわやのところで車が止まる。呼び方はいろいろあるようだが、何かにぶつかりそうになった時、自動的にブレーキが働くという車のCMが目立つ。 (略) けっこうなことである。「飛び出すな、車は急に止まれ…

自分の背中

本日の『天声人語』初っ端から掴まれた感じで己の心の“なるほど” そして“しみじみ”のツボにはまりました。 地球が球形なのは誰でも知っている。それを踏まえて、自分の目で見て一番遠いところにあるものは何か?答えは自分の背中だという。地球一周4万キロ…

「知命」の年

コメントをくださった方に「不惑の年はとうに過ぎた」とお返事を書きながら、ふと思った。 じゃあ、今はなに? で、調べてみた。 「志学」(しがく)・・・十五歳 「論語」の「十有五にして学に志す」による。 「而立」(じりつ)・・・三十歳 「論語」の「…

幸福な勘違い

昨日、芥川賞と直木賞が決まりました。 芥川賞は鹿島田真希(かしまだまき)さん「冥土めぐり」 直木賞は辻村深月(つじむらみづき)さん「鍵のない夢を見る」 共に30代の女性です。 受賞作品の発表がされる度に、「ふ~ん」というような程度で あまり思い…

「一日悪口言わないで過ごす」

今朝6時半頃の シジュウカラ さん 何かをくわえています朝ごはんかなその後 高い電線まで飛んでいって 毛づくろい~♪豪雨で大変な思いをされている地域の方々には申し訳ないような青空でして・・お見舞い申し上げます。。m(__)m・・・・・「一日 悪口を言…

ナナメの関係

「どんな人にも可能性はある。引き出してくれるのは、親や先生でも友だちでもないナナメの関係の大人。押しつけがましくなく、でも率直にものを言ってくれる。そんなつながりを生み出す場をつくることを自分の仕事にしたい。」NPOカタリバ代表理事 今村久…

幸せの探し方

四つ葉のクローバーを見つけるために三つ葉のクローバーを踏みにじってはいけない幸せはそんな風に探すものじゃないとあるところで目にしました誰の言葉か不明だそうですが誰の言葉か不明だけれど幸せはそんな風に探すものじゃないと自分自身にあらためて戒…

現実を涼しく受け入れる

―― 続きです。次に、内田先生は興味深いお話を紹介してくださっています。歯科医によると、世の中には「入れ歯が合う人」と「合わない人」がいるそうです。合う人は作ってもらった入れ歯が一発で合う。合わない人はいくら作り直しても合わない。別に口蓋の形…

仕事の能力

ブログでお付き合いいただいているある方は『うちだせんせい』という書庫をお持ちです。“うちだせんせい”こと内田樹(うちだたつる)氏※著作家、武道家、神戸女学院大学名誉教授。1950年東京都生まれ。 専門はフランス現代思想、映画論、武道論。少し前…