すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

いのちのほのお


ひとには みんな
おんなじように “いのち” が宿っていて
それは
ろうそくの炎のように
胸のあたりにひとつ
おんなじ形で おんなじ大きさで おんなじ明るさ

この世の中にはひとりとして
同じひとはいなくて
同じ一生をおくるひともいないけど
みんなの体に灯る “いのち” の炎はおんなじなんだ

違う顔した ろうにゃくなんにょ
キラキラ着飾るひとも 汗にまみれ泥をつけるひとも
暖かいベッドで休むひとも ダンボールの下で眠るひとも
戦争の中で生きるひとも 戦争を知らずに生きるひとも
ひもじさの中に過ぎるひとも 飽食の中で暮らすひとも
障害のあるひとも 障害のないひとも
お腹に命を宿すひとも
そして その母のお腹で息づくひとも

みんな みんな
おんなじ形の おんなじ大きさの おんなじ明るさの
“いのち” の炎を灯している

そんなことを 近ごろ
イメージします

“いのち” を持つすべてのひとたちの
ひとりひとりの胸のあたりに
おんなじ炎が灯っているんです