すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

親友にも緊張感は必要だ

 
一昨日あたりからジワジワと来ていたが、
今日は朝からもわ~んと生ぬるい風が吹いて蒸し暑さ、ハンパない。
この辺りは例年より過ごしやすい梅雨、だった。
この蒸し暑さはこれからが梅雨本番なのか、もう梅雨明けなのか・・
今日の関東地方内陸部の気温は軒並み35度辺りらしいから、やっぱりもう夏ってことかな。
 
 
またまた登場で恐縮ですが、
朝ドラあまちゃんの主人公、アキちゃんの今週の一言は、
そんなジメジメとした空気に風穴が開き、一瞬、清涼とした風が吹いたようだった。
 
共にアイドルになろうと一緒に上京するはずだったアキの親友、ユイちゃんが
父親の病気、母親の失踪でアイドルになる道を阻まれ、自暴自棄になって悪いことを重ねていた。
東京でアイドル修行をするアキはそのことを薄々知りつつ、
ユイの携帯電話に毎日のように留守電を入れ、日々の出来事などを語り、
辛い思いをしているだろうユイに遠くから心を寄り添わそうとしていた。
ある時、同郷でやはり上京している先輩にユイの悪い噂を聞かされ、
心配で気になるなら一緒に故郷に帰ろうと誘われるアキ。
しかし、アキは「だったらなおさら帰れねえ」と。
 
アキ「そういう姿、ユイちゃんはオラに見られたくねえはずだから。オラも見たくねえから。辛えけど聞かなかったことにする」
先輩「いいのか。励まして立ち直らせてやるのが親友でねえのか」
アキ「親友にも緊張感は必要だ。ユイちゃんには常にオラの先を走ってて貰いたいんだ
 
ユイちゃんは必ず自ら立ち直る。ユイちゃんがこのまま終わるはずねえ。
ユイを信じるアキの揺るぎない思いがうなっちゃうほどカッコ良かった。
こんなに若いのにそこまでキミはわかっているのかと痛く感動した。
(まあ、落ち着いて考えれば宮藤官九郎氏の書いたセりフだけど~
 
 
 
何があったとしても信じられる、
信じようと思う、
そう思える大切な友だちが自分にもいる。
 
大切だからこそ
だらだらと自分本位にまとわりつかない
相手の中に無神経に踏み込まない
 
そうありたいと思う。
そういう意味で緊張感は確かに必要なんだよね。
 
でも、会って緊張するわけじゃない。
お互いに相手の大切にしている部分を尊重し、
それぞれ考えが異なることさえも受け入れあえるから、
自分の思いを素直に口にすることが出来る。
 
信じられる仲間の中にいる安心感。
その有り難さは歳を重ねてますます身にしみるわけで。
 
・・・・・
 
 
ところで、話はずれますが、
 
わたし、「親友」と名付けることにちょっと違和感があって、
いや、「親友」という言葉に屁理屈こねる気はありませんが、
例えば、大切な友だちのこと、
「私たち、親友だよね~」とか「この人、私の親友です」って、なんか言わないです。
「親友」と括りをつけると、なんだか存在が薄っぺらいと言うか、画一的なものになっちゃって、
自分の大切な友だちを表すものじゃなくなる気がするんです。
 
「親友」って何?という思いもあるし、
 
だから、半分面倒くさいのもあって
大切な友だちのことは「大切な友だち」と言います。
 
え? 面倒くさい奴やなぁ~って?(^^;