すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

TAKURO YOSHIDA LIVE2014


もう一度だけ拓郎に会って
その歌声を生で聴きたい
そんな願いがようやく叶いました

拓郎の姿を顔を
この目にしかと焼き付けよう
もしかしたらもうこれで最後かもしれないから
そんなことを思うとこみ上げてきて
喉の奥が詰まるのでした

ギターを抱える立ち姿の
相変わらず、なんてかっこいいこと
大股に足を開き正面に向かってかき鳴らす時も
少し斜に構えてちょっと膝を曲げながら弾く時も
本当にもう、セクシーなのです


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 拓郎のコンサートに初めて行ったのは大学生の時だから
彼は30代
晦日の夜でした
帰省するための夜行列車に乗らねばならず
外は白い雪の夜」を歌う拓郎の声を背中に聞きながら
泣く泣く会場を後にした想い出があります

(追記)思い出しました!
この間に
20代、独身の時に一度行ったのでした
喜ぶと思って交際中だった夫を誘ったのに
何故か行かないと言われ
拓郎をそんなに知らない友だちと行ったんだっけ

そして

次に行ったのは二人目の子どもが生まれてからだから
彼は40代
場所は大宮ソニック
子どもたちを夫に預けて一人で行きました
昔の「よしだたくろう」に馴染んだ身には
少し違う、少し遠い拓郎だったかもしれません

そして今回

彼は60代後半になり
自分も50代半ばを過ぎました
(ちなみに、拓郎とは同じ干支なんです)
ですがね、今回が一番弾けました!

もう落ち着いていい、落ち着かなきゃいけない歳なのでしょうが
落ち着いて座ってなんかいられないってなもんで
周りの方々への配慮をしつつ
手拍子、スタンディング、可能な限りのステップで踊りました
これで最後かもしれないという切ない怖れを何度もふと感じながら
今この時、拓郎との空間を精一杯楽しもうと
自分自身に言い聞かせるような心境でもありました
それは多分
他のファンの人たちも心の何処かで感じていることで
だからこそ皆、精一杯盛り上がりその大切な時間を楽しむ
そんな思いが満ちた空間だった気がします

「大丈夫ーーー?」とか
「しっかりーーー!」とか
「無理しないでーーー!」とか
冗談じゃなくマジなんです

考えたら
そんな声が当たり前のように飛び交うコンサートって
ちょっとおかしなことかもしれないのだけど
それぐらい拓郎はガンバってきたということ
なんせ、御年68歳ですから

改めてそれを思うと凄い
そして、70歳近い人に
昔と変わらずキャーキャー言ってる自分もなかなかだと気づく

歳はとっても、あえて不遜な物言いや憎まれ口は健在で
いつまでも彼の言葉を聞いていたい気分にさせられました

何なんでしょうねぇ
惚れた弱みでしょうかねぇ

懐かしい歌もたくさん歌ってくれました
拓郎と言えば、の、アレもコレも
いったいいつの時代?っていうのもあった
そのどれもが本当に嬉しくて嬉しくて体が自然と弾けた
それから
真っ直ぐ前を向きラブソングを歌った時には自分の方を見ている気がして
自分も目をそらさずに拓郎を熱く見つめ返しましたが
それは妄想ってやつで
でもこんなふうにもし自分のために歌ってくれるなら
本当に幸せだなぁと勝手に胸を熱くしましたし
けど、すぐ後で
拓郎が愛する奥さまのお顔が浮かび(チェッ!)と
いつものことです・・

あなたがそこにいる ただそれだけでいい
「慕情」より


キリがないので、このへんで終わります

待ち焦がれた人と過ごした夢のような時間が
今となっては本当に夢だったかのように思えます


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長々と熱苦しいものを読んでいただき、感謝いたします m(__)m