すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

シェリー

 
以前、記事に書いた「シニア・ヨガ」
「深夜ヨガ」と聞き間違えた夫に怪訝な顔をされた「シニア・ヨガ」
順調に続いています。
体の隅々まで伸ばすことの気持ち良さや汗を流したあとの爽快感にはまって、けっこう楽しみなのです。
そして、な、なんと!継続は力なりのごとく、成果は我が身に現れつつあり
エストのくびれは微かながらもカーブを取り戻し
埋もれてしまった肩甲骨も再び小さな突起となって向かい合っておるのです。
嬉しいことです。
歳をとっても取り戻せるものがあるのです。その気になって頑張れば。
 
 
先日のヨガの日、車で体育館に向かう際のことです。
閉まった踏切の前でしばらく待っていましたらカーステレオから尾崎豊さんの「シェリー」が聴こえてきました。
歌詞のひとつひとつが停まった車の中に響き、やがて充満していくと
何の飾りもない痛いほどのストレートな彼の感情や感傷に引き込まれるようでした。
シェリー」は何度も聴いたけどこんなふうに歌詞が心に刺さったのは初めてかもしれないな。
誰かのことを思い浮かべたりするのです。
 
 
シェリー 俺はうまく歌えているか
俺はうまく笑えているか
俺の笑顔は卑屈じゃないかい
俺は誤解されてはいないかい
俺はまだ馬鹿と呼ばれているか
俺はまだまだ恨まれているか
俺に愛される資格はあるか
俺は決してまちがっていないか
俺は真実へと歩いているかい
 
シェリー いつになれば
俺は這い上がれるだろう
シェリー どこに行けば
俺はたどりつけるだろう
シェリー 俺は歌う
愛すべきもの すべてに
 
by 尾崎豊 「シェリー」より
 
 
何がそんなに不安なの
いったい何を恐れているの
大切なものは何
求めるものは何
それさえあれば
 
何がそんなに不安なの
いったい誰に認めてもらいたいの
いいじゃない
自分は自分だよ
 
独りが怖い?
独りじゃイヤ?
でも独りを受け入れなきゃ
心から自由にはなれないんじゃないかな
 
 
そういうことではないのかもしれませんが
絞り出すように悲しげな彼の歌声を聴きながら、そんなことをつい考えていました。