すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

精神的な自給自足

 
昨夜、末娘と喧嘩しました。
そう、まさしく“ケンカ”
 
親として我が子を躾るとか
長く生きてきた者として若輩者に苦言を呈するとか
そんな教育的且つ理性的な話し合いの欠片もない
終始、バカちんな口喧嘩。
正直に言えば
母である自分の大人気なさが後味をすこぶる悪くしたと
落ち込んでもいるわけで。
 
・・・・・
 
その嫌な後味が残ったまま新聞を広げた今朝のこと。
天声人語に先日亡くなられた赤瀬川原平さんのことが書かれていました。
彼の著作老人力はベストセラーとなり
老人力」という言葉そのものも確か流行語大賞になった。
(・・ということは知っていますが、実はその著書などをほとんど拝読していない・・
面白がる、ということをなにより尊ぶ人だったらしい。
無用の長物に価値を見いだし「超芸術」と命名したそうです。
例えば、階段。
上がった先に入り口の無いものや上がってそのまま下りるだけのものを見つけて。
 
目指すは「精神的な自給自足」
いい案配に脱力した人生観に共感が寄せられた、と。
 
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「精神的な自給自足」
 
う~ん、なんとも良い響き。
己の至らなさで最悪の喧嘩をし、けっこう傷ついた心のヒダヒダが
なんだかナデナデされた気がする。(何故だ?)
 
解釈の仕方は人それぞれでしょうが
自ら耕すがごとく、ものを見、ものを聴き、ものを知り
面白がり感心し慈しみ受け容れ、自分自身を満たすに足る喜びや幸せを得る
そして、そのことの有難さを思う
時には悲しみや切なさも有りなのだ
自分はそんなイメージかな。。
 
 
 
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心満たされるひと時です。
こうしてその姿を見せてくれることが有難くて
いつも胸が熱くなります。
と共に、その時々の己の情けなさに思い至ることもあって
ああ、イカンなぁ・・
よし、また頑張ろ・・とも。
 
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アイスクリームでも食べて仲直りしよと思います