すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

いざ、新天地

 
久しぶりに我が家に戻り
いつもの道を車で走っていると
少し開けた窓から金木犀の香り
くんくんと香りの漂う先を探して
ああ・・もう秋なんだなぁと
いつのまにか季節が移っていることに
慌ただしく過ぎた夏の終わりを思いました
 
 
 
先日兄の近くで暮らすための老親の引越しがなんとか終わりました
 
何もかもが
大変だったーーー!
 
新しい住まいはいたるところに便利が施されています
今や主流なのでしょう、エコなシステムも随所に
その快適さにワタシが住みたいと思ったほどですが
如何せん、父と母にはその便利さやエコを使いこなすことがなかなかに難しい
兄夫婦が準備してくれたイマドキの家電たちにも戸惑うばかり
そんな両親にまるで小さな子どもに教えるように
ひとつひとつ説明しやってみせ、やらせてみて
一度で覚えられるはずもなく
また初めからやってみせ、やらせてみて
滞在している間、何度繰り返したことか・・
それでも多分、また忘れてしまうのだろうなぁと思いながら
 
父と母の老化はかなり進んでいて
日々の暮らしが困難になりつつあると今回改めて感じました
食事の用意や洗濯、掃除なども今までのように出来なくなっています
食材の買い物はあそこがいいよ、
ゴミ出しのルールはこうだよ、
近場のATMを探し、郵便局やコンビニの場所を教え
洗濯機の使い方
浴室の換気扇の使い方
冷蔵庫の氷の作り方
などなどなどなど・・・・・・・・
 
そんなこんなを最後の最後まで口にしながら両親と別れてきました
 
別れ際
新しい住まいの玄関で
私に向かい「ありがとう」と言う父と母が心細げに見えて
たまらない気持ちになりました
まさに後ろ髪引かれる思い
でも、
仕方ない
 
自分自身に言い聞かせて、帰ってきたのでした
 
 
 
新しい環境に少しでも早く慣れて欲しい
そして、楽しく過ごして欲しい
今、そんなことばかり考えています
 
 
昨夜、
誰だかわからないけど女のひとにしがみついて号泣している夢をみました
不安で不安で仕方ないのは私なのだと思います