すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

ありがとう~ヨコハマの夜


ありがとう

いい1日だったなー
楽屋から外を見るとファンの方々が
そうだ、思い出した!
ここの楽屋は外から見上げると窓が見えて・・
楽屋から手を振るんだったなー(笑)
(別に振らなくてもいいんだけど)
ちょうど楽屋ではバンドメンバーの
イタルとイマイの誕生パーティー中だった
(大爆笑の僕の寸劇ハプニングもあった
これはメンバー誰かがネットで明かすだろう)
その後僕の楽屋は日本各地のイベンター諸君
僕の歴代マネージャー諸氏
高見沢&坂崎の息苦しいコンビ
楽しい懐かしい又どうでもいい
又は忘れていた話など
「おい、もう6時15分じゃないか!
君たち悪いが俺、着替えたり準備が・・」
で、ステージ横にバンド全員が集まって
ツアー最後の恒例「ワン・ツー・ロックンロール!」
(こういう舞台裏はいずれ観られる事に)
ヨコハマ特別な1日への想い
僕は心に決めていた事をつら抜いた
シャウトする曲では後先を考えずに
(もう声帯がつぶれてもやるんだ)
身体全部を使ってシャウトしたバラードでは愛が身体中からほとばしるように
たとえ多少はボーカルが揺れてもかまわない
伝わるように伝えるように
ギターは通常よりレベルを上げて
時に過激に時に柔軟にカッティングし
ストロークした(途中で足元のエフェクター
故障したが全然気にしなかった)
楽しかったよステージが
嬉しかったよ客席が
感激だったよ全ての曲たちが
そして僕はアリガトウを何回も叫んだ
会場中の一人一人に届け!と思った
「今夜も君をこの胸に」
ステージを降りたら
こみ上げて来た
説明は出来ない言葉にはならない
拓郎にしかわからない瞬間がそこにあった
そしてスタッフに導かれて再び楽屋へ
武部と鳥山が少し時間をおいて入ってきた
3人で笑顔で「おつかれさま」
武部「もう1本神田もありますからね」
鳥山「今日はとても気持ち良い音でしたね」
「もういっちょうやろうな」
ヨコハマの夜
思い出深い夜になった
僕は思い通りのステージをやりきった!

例によって、拓郎氏のブログ(のようなもの)7/4付 より。

今回がおそらく最後のコンサートツアー。
その最後の最後のステージが 7月3日(水)パシフィコ横浜国立大ホール。
(実はその後にラジオ番組によるイベントライブが神田共立講堂であるのだけど)
それを終えての拓郎の言葉。

今までもそうだったけど
“思いがけなく自動的に消滅する” ので、ここに残しておこう。
きっとこの先も、何度も読み返してはあの日の拓郎の姿を目に浮かべるだろう。

当日、自分もその場所にいたのだった。夫も一緒に。(何と、再びチケトレで!)
相変わらず大袈裟との嘲笑を承知で言わせてもらえば
今まで半世紀近く追い続けてきた拓郎を
心底からの感謝と泣き出したいほどの寂しさで体中が満杯になりながら
最後までしっかりと彼の歌を聴き彼の姿を見て
そして見送ることが出来た。
そんな時間であり空間だった。

初めて拓郎を知ってから
レコードを聴きコンサートに行き
そうして長い年月を経て
今、その時その場所にこうして立ち会えたこと
奇跡のような幸運に思える。

楽しかったよステージが
嬉しかったよ客席が
感激だったよ全ての曲たちが
そして僕はアリガトウを何回も叫んだ
会場中の一人一人に届け!と思った
「今夜も君をこの胸に」
ステージを降りたら
こみ上げて来た
説明は出来ない言葉にはならない
拓郎にしかわからない瞬間がそこにあった

拓郎にしかわからない瞬間を想像しようなんて思わないけど
これを読んでちょっと泣けた。

そして私は、
客席からのアリガトウ
ステージからのアリガトウ
大ホールに行き交ったアリガトウが本当に熱くて
やがて温かく優しい気持ちで満たされていった幸福感を
きっと何度も思い出すんだろうな。


僕は思い通りのステージをやりきった!

良かった!
ファンとして嬉しい限り!!