すっとんきょうでゴメンナサイ

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映画『キャッツ』~touch me~♪

 
映画『キャッツ』観ました。
 
 
 
世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔が遂に実写映画化!
 
レ・ミゼラブル』のトム・フーパ―監督
数々のミュージカルを成功に導いてきたアンドリュー・ロイド=ウェバーをはじめとした世界最高峰の制作陣が終結
個性豊かな猫たちを演じるのは、
世界的バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワード
グラミー賞受賞アーティストのテイラー・スウィフト
そして名女優ジュディ・デンチ
(公式サイトより)
 
観る前、
全く通でない私でも知っているBig nameが並んでいて、興味をそそられました。
それにミュージカル『キャッツ』はあまりにも有名。
以前、劇団四季の『キャッツ』を観たことがあり、
その世界観に(良い意味で)呆気にとられつつも、ダンスや歌に非常に感動させられたものです。
特に、猫たちのしなやかでバネのあるダンスは最高にCool
群舞の迫力も圧巻で、美しく楽しい舞台でした。
ただ、
ストーリーについてはあまりよくわからなかったというのが正直なところ。
興味がありつつも、これを映画にするってどんな感じ?という思いがありました。
 
末の娘にその話をすると、
そもそも『キャッツ』ってたいしたストーリーがあるわけでない
舞台と同じようにキャッツが歌ったり踊ったりする映画なんじゃない?
お話としては面白いかどうかわからないね、と。
 
それでも予告動画で、
白猫ヴィクトリア役のフランチェスカさんがとても可愛かったし、
ジェニファー・ハドソンが歌う「メモリー」が既に素晴らしかったし、
人間がなりきるキャッツの動きやダンスに何だかワクワクさせられたので、
観に行ったわけです。
 
ちゃんとストーリーがありました!(笑)
 
満月が輝く夜。
若く臆病な白猫ヴィクトリアが迷い込んだのは、ロンドンの片隅のゴミ捨て場。
そこで出会ったのは個性豊かな“ジェリクルキャッツ”たち。
ぐうたらな猫、ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫・・
様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。
 
そして今宵は新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。
一生に一度、一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く――。
(公式サイトより)
 
つまり、
ジェリクルキャッツとは人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、
自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫であり、
その真のジェリクルキャッツを選ぶ一夜だけの舞踏会で、
新しい人生を生きることを許される一匹の猫が選ばれる、というお話です。
そうだったのね。
 
ここからは観た後の感想を思いつくまま書いてみます。
 
人が演じる猫の仕草がとっても猫だった。
猫好きな人は思い当たるでしょう。
CGも使われていて、耳の動き、髭の動き、尻尾の動きなど猫そのものだった。
 
白猫ヴィクトリア、可愛かったなぁ。
 
ジェニファーの「メモリー」、良かった・・。
touch me~~♪ で泣きました。
 
単純明快なストーリーなれど、個性豊かな猫たちが歌い踊り盛り上げています。
人間世界にもいるいる~~と笑わせてくれます。
 
そして最後、長老猫オールドデュトロノミーが歌った“猫とつき合う方法”
うんうん、と心の中で頷きながらでした。
 
『キャッツ』の原作は、
T・S・エリオットによる子供向けの詩集「キャッツ‐ポッサムおじさんの猫とつき合う法」
セリフのほとんどが彼の詩集からの言葉だそうです。
エリオットさんもかなりの猫好きさんだったのではと思いました。
 
・・・
 
 
実は、『キャッツ』
微妙な作品だとか、猫たちが気持ち悪いとか、かなり酷評を受けているそうです。
ですが、自分はそのようには思いませんでした。
猫たちのしなやかな動きにちょっとドギマギするような艶めかしさを感じないでもありませんが
(それも評判悪いらしい)
でも猫ってそうですものね。
猫の動きってよく考えればそうだわって思いますし。
ストーリーも、だから何?って言いたい人もいるかもしれないけど、
原作が子供向けの詩集なのだし、おとぎ話のように単純に楽しめばいいんじゃないかなって思います。
 
 
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