すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

孫たちと。そしてフジコ・ヘミングさん。

 
晴れてはいるけれど強い風が吹く当地方です。
角部屋である我が家の西向きのベランダは北風が吹き抜けます。
今日みたいに強風だと洗濯物が激しく揺れて飛んで行ってしまいそう。
実際に、干してあった物が洗濯バサミごと飛んで行ったこともあり気が気じゃありません。
今日ももう少ししたら取り込もうと思っています。
 
昨日は娘や孫たちと待ち合わせて一緒にランチ。
好奇心の塊でじっとするのが苦手の上の孫(兄)も大分集中して食事が出来るようになり、
また、下の孫(弟)は兄を凌ぐ食欲旺盛ぶりで、言われなくても食事には集中。手がかかりません。
3歳1カ月と1歳4カ月の孫を連れての食事は何やかやと周囲に気を遣い落ち着かないところですが、
ショッピングモールのフードコートだったので少しは気楽。
会うたびに成長を感じる孫たちとの楽しく、そして意外にもゆっくり出来た時間でした。
兄の方は帰ったらスイミング。その前にお昼寝させなきゃ、ぐずるから、と言いながら帰った娘たち。
他に用事もありまだショッピングモールにいた私のスマホに早くも娘からのラインが。
帰りの車であっという間に眠りに落ちた孫たちをそのまま布団に寝かせることに成功したようです。
「最高!」とのことでした(笑)
 
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昨夜は録画していた番組を観ました。
御年87歳。日本はもちろん、ヨーロッパやアメリカで今も活躍されているピアニスト。
彼女の演奏を聴きたいと願うファンは多く、そのチケットはなかなか取れないそうです。
スウェーデン人のお父さまと日本人のお母さまの間に生まれ、お母さまもピアニストでした。
ファミリーヒストリーですから祖先のことなどが次々と明かされていきます。
幼い頃からお母さまに厳しくピアノを仕込まれた様子も。
フジコさんのお母さまはとても厳しい方だったようですが、誰よりもフジコさんのことを心配し愛していた。
そのことはフジコさんご自身もよく分かっておられ深く感謝しておられます。
あのように自分を愛してくれた人は他にはいないから、と。
自分も(と言うのは恐れ多いですが)亡き母に同じ感慨を持っており、
フジコさんの心情が伝わるようで思わず目頭が熱くなりました。
 
フジコさんの奏でる音は本当に美しい。清らかで、切ない。やがて心温かで、心優しい。
少し丸い指先から零れ出るように音色が聴こえると、その鮮烈さに一瞬息が止まるかのよう。
魂のピアニストと呼ばれるフジコさんですが、
彼女の魂がピアノにのり移るのか、いや、彼女自身がもはやピアノなのかと思うほどです。
一度、生で聴いてみたい!