すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

2020年大相撲春場所

 
大相撲春場所
コロナウイルス感染拡大防止の要請を受け、無観客で始まった。
このような形で開催されること、誰が悪いわけではなく、
しかし、正直、違和感を覚えざるを得ない初日だった。
 
観客がいて歓声が飛び交い拍手が沸き起こってこその大相撲なのだなと改めて思わされる。
勝った力士を称えるのはもちろん。
転がされても、押し出されても、歓声や拍手が負けた力士の背中を押す。
「惜しかったな」「よくやったぞ」「次は頑張れ!」
相撲を愛する観客の熱く温かい思いが土俵上の力士にどれほど力を与えてきたことだろう。
勝っても負けても静かに淡々と進む取組を観ながら、そんなことを考えた。
 
 
今日は二日目。
力士は頑張っている。
慣れない状況で意識を集中させ闘うことはなかなか大変だろうなと思う。
どんな気持ちなんだろう。心に迷いは生じないのか。
それでもいつも通り、やるだけだろう。
こうして観ているだけの自分が嘆いていても仕方がない。
私もいつも通り、テレビの前で声援を送り続けるだけだ。
 
 
今回のことで、当然力士たち自身もファンの存在や声援の有難さを改めて考えただろう。
そのことが今後の大相撲の世界に良い影響をもたらすのならば、
今回のことも無駄ではなかった、無駄にしなかったと前向きに捉えられると、
一ファンの思いである。
 
 
ところで二日目。
観る方としては既に無観客が気にならなくなりつつある。
それはそれとして、
呼出しや行司の力士呼び上げの声だとか、取組の際のぶつかる音だとか、
通常なら歓声にかき消される音がはっきり聴こえて、
大相撲のそんなあれこれが改めて面白い。
 
 
・・・
 
今朝の富士山
 
上には厚い雲が垂れこめて
富士山だけがポッと明るく見えました
この後すぐ雲に隠れてしまいましたが
その後晴れて温かい一日となりました
 
 
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