すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

人間ドック、けちって今回はやめてみた(苦笑)

 
夫は60歳でリタイアするまで、毎年、健保組合指定の医療機関で人間ドックを受けてきた。
勤務先の福利厚生で補助があり、通常の検査に関しては費用の持ち出しが無く、
オプションで受ける検査代だけで済んだ。
妻である自分も全く同様の恩恵にあずかり、20年近く一緒に人間ドックを受けてきた。
 
それが夫の退職に伴い補助は無くなるわけで、自腹で受けられそうな人間ドックを調べてみたところ、
まあ~高い。
もちろん人間ドックの料金が高いことはわかっていたが、それまで己の懐が痛むことはなかったので、
退職後初めての人間ドックを何処で受けるか、懐具合との兼ね合いで非常に悩んだ。
それだけのお金を社員の健康のため支払ってくれた会社に改めて夫婦で感謝したものだ。
 
自宅から近く、料金も他と比較していくらか安い(でも高いは高い)。
既に利用していた友だちの評価も悪くない。
そこは人間ドックに特化した施設で、何となくそこが良いかと決めた。
結果、悪くなかった。
文句言いの夫も満足のようだった。
そこで2年続けて人間ドックを受けて、3年目の今回である。
夫は今回もまたそこで受ける。
 
ところで私は、今までの人間ドックで見つかった異常がほとんど無い。
一日のスケジュールが仕事と家事とバドミントンに埋め尽くされハードな日々を送っていた40代、
貧血を示す検査結果が出て、一時、鉄剤を飲む治療を受けたが、無事改善。その後は無い。
夫はと言うと、これまで様々な箇所での異常が見つかり、その度精密検査をし、今も定期的に通院している。
人間ドックでは検査後、医師からの結果説明を受けるのだが、
毎回、夫は何やかやと時間を要し、私はと言うと「奥様の方は特に問題ありませんね」であっさり終わる。
笑っちゃうくらい何も無いのだ。
 
それで今回、ふと考えた。
特に持病も無く、自覚も無い自分にとって、毎年毎年あれもこれもの人間ドックを受ける必要はあるのか?
「特に問題ありません」を聞いて安心する、という意味はあるのかもしれないが、
それより今は、100%年金のみで生活している身として、人間ドック2人分の支出の方が痛い。
夫は仕方ない。というより夫は必要。
でも自分は・・・と頭の中で算段。
 
有難いことに、居住する市では毎年度、様々ながん検診が受けられる。格安で
それまでも、子宮がんや乳がんの検査は人間ドックではオプションとなり高額なので、市の検診を受けてきた。
胃、大腸、肺のがん検診も市で受ければいいのでは。
それで費用はぐっと抑えられる。
しかも、無料の特定健康診査なるものも受けられるという。
血液検査、尿検査、血圧、心電図など基本的なものだが、とりあえず今の自分には十分だと思う。
 
ということで、今回はそれにした。
そして昨日行ってきた。
検査項目が少ないからかそれまでの人間ドックに比べてあっという間に終わった。(当たり前か)
大切な自分の健康にお金をけちるなんて、と呆れられるかな(苦笑)
これが吉と出るか凶と出るか。
 
一応、来年度はあれもこれもの人間ドックを受けるつもり。
一年おきって感じで。