すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

父、緊急入院その後~兄、怒る

 
先週金曜日に緊急入院した父
これまで何度も肺炎を繰り返し、今回は危ないと言われただけに
遠方にいる身で不安で仕方なかったが
入院して2日後の父からの電話には驚き、思いのほか元気な声に少し安心もした
 
その翌日、兄からの電話で父をひどく叱ったことを聞いた
自分勝手なことを言いながら実は繊細な父が凹んでいないか気になっていた
 
そのまた2日後、こちらから父に電話すると
案の定、父はかなり落ち込んでいて元気がなかった
「親父は嘘つきだと〇ちゃんに言われた」
ぽつんと愚痴った
「ああ、そうなの?」とそれだけ言ってあえて取り合わなかった
「みんなの言うこときいて、ゆっくり治してね」
そう言って電話を切った
 
 
兄が怒るのも無理はない
日頃から父の体調に気を配り手助けしてきた
昨年末から1月中旬まで肺炎で入院した時も、兄は仕事の傍ら父の為に時間を割いて世話をした
なんとか退院し、少しずつ回復し、ようやく体力も戻り元気になりつつあったのだ
最近は新型コロナウイルス感染のリスクを少しでも減らすべく
外出しなくてもいいように買い物も全て兄が担っていたそうだ
なのに、
さかのぼること先週の初め、私が電話した際に昨日買い物に出かけたと言う父
さすがに私も唖然
「マスクして行ったの?」と訊くのが精一杯
しかし兄には外出したことは言わない父
入院騒ぎ後、私からそれを聞いた兄はいろいろなことが合致したようで
どうやら父は買い物の際に飲食店でラーメンも食べていたようなのだ
日本中が不安を抱え大騒ぎしているこの時に、何故に不要不急の外出、しかも外食まで
肺に問題を抱えている超高齢者など一番避けなければいけないことなのに
その為に周囲がどれほど気を配っているか
 
そんなことがあっての5日後の緊急入院だった
しかも、実は最近また喫煙していたようだと兄は言う
そんなこんなを父は全て嘘でごまかしてきたと兄は怒ったのだ
積もり積もったものであっただろう
兄にしたら裏切られた気分にもなると思う
やってられないと投げ出したくもなるだろう
だけど投げ出せないのだ
兄が怒るのも無理はない
 
 
昨日の夕方は父から電話をかけてきた
少しは元気な声になっているが今だ凹んでいる感がある
兄の逆鱗を想像すると父が可哀想な気もするが
これで父も反省し生活態度を改めてくれることを願っている
何より父自身がまだまだ長生きしたいと考えているのだから
そうするべきなのだ
 
退院はまだ先のようだ
兄は今日洗濯物を取りに行きがてら父の様子を見てくるとLineがあった
新型コロナウイルス感染拡大防止の為、面会もままならないようだが
何日かおきに病院に行ってくれている
有難い
 
 
※ちなみに、前にも書きましたが父の肺炎は新型コロナウイルスによるものではありませんので(;^ω^)