すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

父、再入院その後

 

父の事、どこまで書きましたでしょうか?

 

前回書いたのは4/1。

3月中頃に緊急入院した父が何とか持ち直し、3月末にようやく退院の運びとなったのに、

退院した翌日に再び高熱で再入院となった、というところまででしょうか。

その後、新型コロナウイルスの影響で面会も叶わず、遠く離れた地でただただ父の回復を祈るだけ。

近くにいる兄もほとんど顔を見ることができず、

介護認定の際に病室に入れたのと、病室のドア越しに父の声を聞いたぐらいだったそうです。

 

そんな中、唐突に、一昨日、昨日と父から電話がありました。

声を聞くのは数えたら24日ぶり。

もう点滴も外れ、担当医師からは元気になっていると兄は聞いていたそうですが、

確かに、思いがけずの元気な声。

「久しぶりだねぇ」と言うと、「ほんまやなぁ」と返ってきました。

ただ、一昨日の電話は寝起きでかけてきたのか、おかしなことを言うのです。

「上官がなぁ、逃げてしまっとるんや。ろくなもんしか食べさせんでなぁ」

少しドキッとしましたが、終戦直後の夢でもみて寝ぼけているのかと思い直し、

「そうなんや」と話を合わせました。

半年くらい前から父は、

寝起きで電話に出ると夢と現実が入り乱れるのかとんちんかんなことを言うようになりました。

初めの頃は「何を言っているの」「そうじゃないでしょ」といちいち訂正していましたが、

この頃は適当に話を合わせるようにしています。

いわゆる“まだらボケ”なのかもしれませんが、あまり深刻に捉えないようにと今は思っています。

昨日は普通に話が通じ、しっかりと受け応えができていましたから。

誰とも会えない、声も聞けないと寂しがっていました。早くここを出たいとも。

今はこんな状況だから私たちは病院に入れないんだよ、

みんな仕方ないと我慢しているんだよと言うと「そうやなぁ」と納得したかしないか。

電話が出来る状態かわからなかったから控えていたけどこれからは電話するねと言うと、

「そっちからも電話してくれよ」と頼りなげな声で言う父でした。

 

兄曰く、入院先の病院から一応治療も終わりそうだしそろそろ退院をと促されたそうです。

ところが、今まで住んでいたサービス付き高齢者住宅の方からは、

現在の父の状態ではもう引き受けることが出来ないと言われて。

つまり肺の感染症を持っていますから。(何度も言いますがコロナウイルスではなく)

病院とも相談し、まず介護認定を受け、その後老健にとりあえず入るか、

介護がつかなければ老人ホームに、ということになったようです。

私も義母が転倒骨折入院をする中でそういった流れを経験しているので、

もうそれはそういうことになるだろうと理解できます。

ただ、父にどう言って納得してもらうか、兄は既に頭を悩ませているようです。

 

仕事をしながらの兄に代わり、時間に余裕のある私が父の面倒をみることも考え、兄に伝えますが、

はたして父が私の元に来るまでの長距離移動に耐えられるか、と兄は言います。

それでも、私は私で自分の家近くの老人ホームなどを検索してみたり。

あとは、私が父の近くに引っ越して兄の負担を少しでも減らせればと考え、

父の住むあたりのマンスリーマンションを検索したり、です。

 

兄は持病があるので、無理がたたって悪化しないか、それも心配です。

新型コロナウイルス感染拡大で病院に行けない今、逆に体を休めてねと兄には言いましたが。

 

とりとめもなく書きましたが、今はそんなところです。

自分から電話をかけてきて、寂しい、退院したいと言えるようになったということは、

大分元気になったのだと、あくまでも能天気な娘(私)は思っています。

5月の連休明けに要介護なのか要支援なのかわかると思うので、

それまではとにかく電話で父を元気づけていくだけです。

 

 

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