糸井重里氏「今日のダーリン」で。
私たちは今の状態をいろんなイメージに変換して感じとっている、と糸井さんは投げかけます。
しかし、自分はネガティブなイメージは思いついたとしても、そこから離れるようにしている。
日々、今日をつないで人は生きるもので、今日をどう元気でいられるかは生きることそのもの。
赤ん坊や子どもがきゃっきゃと笑っているのは今日のことで笑っている。
あんなふうでいるには、まず今日を大事にするこったとおっしゃるのです。
生きやすい主観を獲得するために、イメージを創る。
それは、ほんとうは毎日のように変えてもいいものだ。
いまのところ、ぼくらはいまの状態を、「留学だと思って生活してみよう」と言っている。
日本によく似た、かなり不自由な規則の国に、留学に来ていると考えてみよう、と。
できることは限られているし、望郷の念も止みがたしだ。
しかし、ここで病気になってるわけにはいかない。
健康で、元気を失うことなく、なにができるか。
とにかく、考えに考えて、できることをまじめにやろう。
この場から離れられないとしたら、ここで元気でいる。
じぶんを助け、人に手を貸し、親切をやりとりして、この「留学」を、いい経験にしようと言っている。
(略)
幸い、よく知っている家族といっしょの留学で、助かった。
生きやすい主観を獲得するために、イメージを創る
この言葉にビビッときました。
固い言葉(スミマセン!)で表現されましたが、
つまりは、ネガティブに押しつぶされないよう、
今日をポジティブに、生きやすくするためのイメージを膨らませようってことでしょう。
「留学だなんてバカげている」と言う人もいるのかもしれないけど、なるほどなって思いました。
自分も妄想は大の得意。
その時々で自分なりのイメージを創造し、
健康で元気を失うことなく、“今日”を暮らしていこうと思います。
・・・
NHKBS1「そして街から人が消えた」封鎖都市・ベネチア を観ました。
イタリアのベネチアでも瞬く間に新型コロナウイルスの感染が拡大。
伝統のカーニバルもあと2日を残して急遽中止。
首相がベネチアにロックダウンを宣言しました。
原則自宅から出ることを禁止。違反者には罰金が科せられます。
食料品、医薬品以外の店が営業できなくなりました。
そして、街から人が消えました。
日本人にとってはあまりにも厳しいと思うような政府の決定でしょうが、
かつて長い歴史の中で何度もペストの災禍に見舞われてきたベネチアにおいては、
当然の決断なのかもしれません。それも一刻も早くが重要。
イタリアのコンテ首相の言葉です。
私たちは命を守りたい
そのためには大きな犠牲を払わなければなりません
不便な生活にはなります
でも、一人一人に命を守る責任があります
一人一人に命を守る「責任」がある と、
はっきり伝えるリーダーがいることが羨ましく思えました。
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