昨日朝のワイドショーでのこと。
MC他出演者が演奏し歌うエレファントカシマシの「悲しみの果て」を聴いた。
お笑い芸人や俳優、そしてアナウンサーによるいわば素人バンドであったが
それぞれが一生懸命練習を重ねたことが伝わる素晴らしい演奏だった。
(なーんて、なんだか上から目線の物言いですね。すみません(^^;)
何故かひどく感動し涙ぐんでしまうほど。
実力的にはどうしたってまだ不十分だったのかもしれないが
それでも、個々が今持てる力を精一杯出しながら、皆で心を一つに演奏する
シンプルなただそのことに真摯である姿に
観ているだけの自分もただただ胸が熱くなった。
おそらく誰とだって一瞬にしてそうなれる音楽っていいなあとしみじみ思った。
例によってあの感じで感動を熱く語っていた。初心を思い出しました、とも。
(裏では涙もこぼしておられたようだ。宮本さ~~ん(T_T)/)
エレファントカシマシの曲は一時期よく聴いていた。
「悲しみの果て」の他にも「今宵の月のように」や「風に吹かれて」なども。
夫も好きで、そう言えばおやじバンドで何か歌ったんだったか。
宮本浩次さんも大好き。あのキャラクターは唯一無二ではなかろうか。
(実はお顔もけっこう好み(*´з`))
髪をあえてクシャクシャにしたり、目を大きく見開いてオーバーアクションで語ったり
見ようによってはユニークな仕草に、時に呆気にとられることもあったりするが
音楽に対する純粋で激しい情熱が真っ直ぐに、ひたすら真っ直ぐに伝わり
ああ、カッコイイなあと思うのだ。
そして今年54歳の宮本さんの少年そのものの繊細さが綺麗なままあり続けている感じも
素敵だなあと思うのだ。
ロッカーとして激しいパフォーマンスで私たちに強いメッセージをくれる一方で
彼の語る言葉の端々には他人への気遣いや謙虚さ、優しさがある。
それも恥ずかしそうにそっと。
こちらの心をほわっと溶かしてくれるような屈託のない笑顔もギャップ萌えなのだ。
以前、宮本さんにインタビューした若い女性が
「宮本さんは侍のような方でした」と言っていて
確かにそんな感じだなぁと思った覚えがある。
真っ直ぐに、潔く。熱く清らかに魂を燃やす。そんなところが。
そんな宮本さんと並べるようで甚だおこがましいが、
実は私も、就職して一年目に「サムライのよう」と言われた人間。
そう称したのは直属の上司だった。
たまたまそこに居合わせた同期の友人が後で話してくれたのだが
先輩たちは一様に「なるほどぉーー!」と頷き
「さすが部長、あんたのことよくわかってるわ」と感心した。
結局“サムライ”であることが良かったのか悪かったのか
そう言った部長の真意は不明だが
未熟なくせに信念だけは一人前(のつもり)の血気盛んな“サムライ”だった私。
さぞ迷惑をかけただろうと思うと今更ながら申し訳なく
あの頃の自分を恥じ入るばかりである。
熱く燃える紅 所沢市「ところざわのゆり園」にで(2018.6.28)
↑ポチ頂けると嬉しいです(^^)/