すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

ばあばの役割

 

朝起きたら腰が重い。

ずっと前から体は重くなっているけど、特に今朝は腰が重い。

しかも、二の腕辺りも妙に張っている。

バドミントンをやっていた頃の、常にパンと張っているあの感じ?

理由はわかっているのです。

昨日、孫たちと散々遊んだせい。

朝、次女からLINEがあり、近くの運動公園に遊びに行くので「良かったらばあばもどう?」って。

正直言えば、夫のいないゆるゆる期間は出来る限りゆるゆる過ごしたいところだけど、

近頃頓に可愛く面白くなった孫たちと遊びたい欲求の方が上回り、

また、一人でやんちゃ盛りの男の子二人を遊ばせる次女を手助けしたいという思いもあり、

そこら辺にある孫の好きそうな食べ物をかき集め出かけました。

 

遊具に夢中になって気づかない孫にそっと近づき「わあ~」と声をかけると、

「ばあば~!」と上の孫が飛びついて来て、ギューッとハグ。ばあばの心もキュー!

下の孫も近づいて来て、私のTシャツのフクロウの絵柄を指差し「ピッピ、ピッピ」と舌足らずに言う。

「そうだよ、ピッピだね。フクロウっていうのよ」と言うと、「ロ?」って言って首をかしげました。

なんちゅう可愛い奴っちゃ。ばあばのテンションもぐーーんと上がるわけで(笑)

かくれんぼして、かけっこして、遊具で遊んで、ドングリ拾って。

ミカン食べて、おせんべ食べて、お菓子食べて、レーズンパン食べて、お茶を飲んで。

お兄ちゃんはキッズバイク(ペダル無し自転車)、弟はアンパンマン・カー。

3時間弱、一時も停滞しない濃厚に詰まった時間を目一杯孫たちと触れ合って、

ばあばの限界が近づいたところでお開きとなりました。

チャイルドシートに収まった上の孫は既に大あくび。下の孫はばあばとサヨナラするのが嫌だと泣いてくれましたが、

いつもお決まりのバイバイタッチをした後、大きな声で「バイバーイ!」と別れました。

公園の駐車場、自分の車に向かって歩き出しながら「やれやれ」と呟いたばあばでした。

 

二の腕の張りは「ガッコ、ガッコ」と抱っこをせがむ下の孫をたくさん抱っこしたせいでしょう。

上の孫にも少しおんぶをしてやりましたが、

最後、広い公園の中、駐車場までの長い道のりを自分の足でしっかり歩いてこれたこと、

たくさん褒めてやったら、満足そうな顔で頷いて。

孫たちの成長をまた見られて、疲れたけれど私も満たされた一日でした。

 

 

せっかくの楽しい時間の中にも、上の孫は何度かママに怒られました。

入っちゃダメと注意されている所に興味津々入っちゃって、瞼を擦りむきました。

楽しくて思わず走り出しちゃって、危うく人とぶつかりそうになりました。

多分本人も理由はわからないけど、つい石を投げちゃったりもしました。

その度、ママに怒られて。「危ないでしょ!」「人に当たったらどうするの!」

わかります。ママの気持ち。

我が子を守らなければいけないし、他人に迷惑かけちゃいけないし。

わかるなぁ。私もそうだったから。

でも、ばあばになった今は孫の気持ちをゆったりと理解出来る気がするんですよね。

どんなんかなあ?って興味が湧いちゃうんだよね。

楽しくて楽しくて体が弾んじゃうんだよね。

よくわからないけど「やー!」って衝動が走るんでしょ。

誰かをやっつけようとか困らせようとか、ましてママを困らせようなんて思ってもいないのにね。

こんなふうに思えるのは、やはり孫だからでしょうね。

余裕を持って向き合えるのかな。

それから、分かったようなこと言わせてもらえば、

少なくとも娘よりは長い人生経験で少し先のことを見ることが出来るのかな。

そんなに心配しなくても大丈夫だよって。

 

ママ(次女)は親としてきっちり我が子に言って聞かせる。それは大切。

ばあばは口を挟まない。

ばあばの役割は、ママの思いが孫の小さな心に優しく届くようフォローすること。

そして悲しみは少しでも癒してあげたい。

そんなふうでありたいなと思っています。

 

 

今週のお題】は「おじいちゃん・おばあちゃん」

私自身の祖父母のこと。

母方の祖父母は物心ついた時にはかなり高齢だったので、触れ合った年月は短かかったです。

父方の祖父は父が幼い頃に亡くなり、祖母は女手一つでお遍路宿をしながら4人の子どもを育てた逞しい人。

体が丈夫で、私が初めてお産した時には、瀬戸内の島から仙台まで母と一緒に訪ねて来てくれました。

確か80歳になろうとしていたはずですが、滞在中、毎朝ひ孫のおしめを洗ってくれました。

また、シングルマザーの身の上で日銭を稼ぐ商売をして、多分お金にだって苦労したと思うのに、

ケチケチしたところが無く、気持ち良くお金を遣う人でもありました。

私の親は教育方針でもあったのでしょうが、我が子に無暗に物を買ってくれる人たちではありませんでした。

誕生日とクリスマス、一年に二度、きちんと我慢した上で買ってもらえるというシステム(笑)。

ところが、夏休みに帰省すると、祖母はプール代やジュース代を毎日くれるのです。

プール代は一人100円。従姉妹たちと合わせて一日300円。夏休み中、ほとんど毎日。

ジュースやアイスキャンデーを買いたいと言えば、小銭の入ったカゴからいつだって出してくれました。

好き放題に祖母にねだり、もしかして無駄遣いしてる?と、少なからず責められる気持ちを抱えながらも、

あの時の私は、お金がどうしたとか一切言わない、親とは違う祖母のそんなところに思い切り甘えられることが嬉しかったなぁ。

(祖母の好きなところを語るのにお金絡みのエピソードってのが、なんともアレですが( ̄▽ ̄;))

 

親の教えは間違いなく自分にとって有難いものだったと思えます。

同じように、祖母との関わりも自分を育ててくれました。

親とは違う価値観や愛情の形に触れられたのは幸せなことでした。

 

 

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祖母と私(1歳くらい?)

 

以前、こんな記事も書きましたっけ。 

komakusa22.hatenablog.com

 

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