冒頭から拓郎氏、語る語る
「夫婦は話をしなきゃダメだよ」
「男と女に上も下もない」
「上になったり下になったりしてやっていけばいいんだよ」
最近のフェミニストぶりが何やら感慨深い
幾度かの恋と結婚、そして歳を重ね、ようやく落ち着ける場所に今いるんだなぁ…
今の結婚生活が本当に幸せなのだろうと少し妬けながら思う
それとも、もともとフェミニストだったのかな
（わかったようなこと言いました。相済みませんm(__)m）
ラジオの中で、あなたが選ぶ松田聖子この1曲
「青いサンゴ礁」「夏の扉」「赤いスイートピー」「小麦色のマーメイド」「ガラスの林檎」「瞳はダイアモンド」「瑠璃色の地球」などが挙がる
そんな中、フルコーラスで流れたのは、知る人ぞ知る（隠れた？）名曲「制服」
大ヒットした「赤いスイトピー」のB面である
自分も聖子ちゃんのこの1曲と問われれば迷いなく「制服」と答える（カラオケでは「赤いスイートピー」1本）
ちなみに、拓郎は自分では選び切れないと言って奥さまのお好きな「小麦色のマーメイド」をかけて差し上げていた
（まあなんて仲の良いこと(￣▽￣;)）
「制服」
作詞：松本隆 作曲：呉田軽穂（←ご存じでしょうがユーミンです）
卒業証書抱いた
傘の波にまぎれながら
自然にあなたの横
並ぶように歩いてたの
四月からは都会に
行ってしまうあなたに
打ち明けたい気持ちが…
でもこのままでいいの
ただのクラスメイトだから
失うときはじめて
まぶしかった時を知るの
真っ赤な定期入れと
かくしていた小さな写真
セーラー服着るのも
そうね今日が最後なのね
テスト前にノートを
貸してくれと言われて
ぬけがけだとみんなに
責められた日もあるわ
ただのクラスメイトなのに
失うときはじめて
まぶしかった時を知るの
桜が枝に咲く頃は
違う世界でひとりぼっち
ひとりぼっちで生きてる
雨にぬれたメモには
東京での住所が…
握りしめて泣いたの
そうこのままでいいの
ただのクラスメイトだけで
失うときはじめて
まぶしかった時を知るの
サビの
でも～♪このままでいいの
ただのクラスメイトだから
のメロディが好き
失うときはじめて
まぶしかった時を知るの
の着地が心地良い
さすがユーミン
この歌の彼女は「ただのクラスメイトだから」と自分に言い聞かせるようにして
「このままでいいの」と打ち明けたい気持ちを隠した
なんとセツナイ乙女心だろう
📖🖊🎓
夫と私は大学のクラスメイトだった
正真正銘、ただのクラスメイト
テスト前に夫に頼まれノートを貸すと
私のノートのコピーが至る所に出回り
全く知らない男子たちがそれらを抱えていた
女子の数が圧倒的に少ない学部で
真面目だけが取り柄の女子（当時の私）は
テスト前になると神様の様に拝まれた
結果、私のノートのおかげで卒業できたと自ら認める夫は
しかし、何故か私より「優」が多くて、今でもちょっと腹立たしい(￣ー￣;)
ただのクラスメイトだから気さくに話が出来た
映画にも行ったかな
一緒に買い物したり、お茶したり、ご飯食べたりした
当時は携帯電話なんて無かったから家電にかけてきて
親にちらりと見られながら長電話もした
3年、4年とあがるにつれそれぞれ専攻する分野に分かれ
顔を合わせることも少なくなったが
それでもたまに会えば構えることなく話せる相手だった
就職も決まり、卒業前、クラスでお別れ会が開かれ
大学近くのとある居酒屋
友だちと少し遅れて行くと、ここに座ればと夫が手招きし座布団を勧めてくれた
座ると、鍋の具材を小鉢にいくつか取って「ほら」と目の前に置いてくれた
「何、飲む？」と飲み物の心配もし、あれこれと世話を焼いてくれた
皆、成人しているから当然の様にお酒も入り、夫は既に顔が赤い
「本当に世話になったからなあ」とノートのお礼をしみじみと言ってくれた
お開きになり、駅までの道を並んで歩いた
別れ際、新しい住所を走り書きして手渡してくれた夫
入社してすぐは研修で遠くに行くから連絡できないけど、と言われた
不意に寂しくなった瞬間だった
3ヶ月ほどの夫の研修期間中
一切連絡が来ず、こちらからも連絡出来ず
自分でも思いもしなかった寂しさと不安を抱えていた
その後いろいろあって
ただのクラスメイトではなくなったわけだけど(*´з`)
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