すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

オーバーオールやないかい!

 

昨日の朝のこと。

それはたまたまだったのですが、漫才コンビミルクボーイの漫才をテレビで観ました。

ネタは「オーバーオール」

例によってあのパターンで「オーバーオールである」根拠と「オーバーオールでない」根拠が繰り返され、やっぱり面白かったのでした。

掴みと本題、あくまでも決まりきったパターンで、そう来ることわかっているのに、たまらなくくすぐられて好きです。

彼らのキャラクターでしょうか。ほのぼのとする。

ミルクボーイのこと、ご存じない方にはなんのこっちゃですね。スミマセン(^▽^;)

 

ここまでは掴みでして(笑)

本題は私も「オーバーオール」

 

大学生の頃、自分にとってオーバーオールは圧倒的にヘビロテなファッションアイテムでした。

当時、オーバーオールを着てなごり雪を歌うイルカさんがとても可愛らしかったし、

別冊マーガレット「りぼん」くらもちふさこさんや陸奥A子さんが描くオーバーオール姿の女の子の素朴な愛らしさにも憧れました。

そんな女の子になりたかったのです。

実際は、自分の人生の中で最も体重が重く、またバスケットボールで鍛えた太ももが前にせり出していた時代だったので、

ぱっつんぱっつんに膨らんだフォルムは愛らしさとは程遠く、どちらかと言えば肉感的?(恥)

同級生だった夫は今でも「あの時のオーバーオールは凄かった」と笑ってくれちゃいます。

 

ある日、学食に昼食を食べに行きました。

女子の少ない学部だったので、食堂はいつも9割がた男子学生で埋め尽くされていました。

心細さもあり、通常は女友達数人と連れ立って行くのですが、その時は自分ひとり。

ラーメンでも食べてさっさとお暇しようと考え、麺類のカウンターで注文。

それをテーブルに運び、さあ食べようと椅子に腰を下ろした瞬間、オーバーオールの胸当て部分が丼の縁に引っ掛かり、見事にひっくり返したのでした。

 

あーーーーー(⊙﹏⊙)

 

声にならない声を上げ、一瞬時が止まりました。

オーバーオールの前面、上から下までラーメンまみれ。

慌てて立ち上がり体にかかった麺や下に落ちた麺を拾い上げては丼に投入。

その間、周りの男子は何事も起きてないかのように見て見ぬふり。

というか、どうしていいかわからなかったのでしょうね( ̄▽ ̄;)

丼を自分の体にひっくり返してラーメンまみれになっているってだけでも相当イタイのに、

それを笑いごまかすことも出来ず、ひとり黙々と麺を丼に戻す女子にどう声掛けしていいのやら、ですよね。

女友達でもいてくれたら、「やだ~~💦」とかなんとか言いながら、「大丈夫~~?💦」とかなんとか言われながら、少しは気まずさをごまかせたでしょう。

或いは「何やってんの~~(≧▽≦)」と大笑いされるのでもいい。

丼を片付け、借りた雑巾でテーブルと床を拭き、学食のおばちゃんに「大丈夫?」と心配されながら、逃げるように学食を後にしたのでした。

ラーメンの汁が沁み込んだオーバーオールは歩きながら美味しい匂いを放ち、情けなさに拍車をかけました。

ローカー室で体育用のジャージに着替え、その日はずっとその格好。

帰り道、駅で同じクラスの男子に「どうしてジャージなの?」と訊かれ、「ラーメンかぶったの」と答えましたが、キョトンとしていましたっけ。

その日の夕方は神田の本校舎で講義があり、休もうかとも思ったけど心を強く持ち中央線でお茶の水駅へ。

電車から降りたら高校時代の友達にバッタリ会い、「どうしてジャージなの?」とまた訊かれました。

訳を話したら大笑いされ、「そう言えばなんだかラーメンの匂いがするよ」って。

「ウソーーー⁉💦」とか何とか言いながら一緒になって大笑いし、ふっと気が楽になったのでした(;^ω^)

 

その後もオーバーオールは愛用し続けましたが、胸当てに細心の注意を払うようになったのは言うまでもありません(苦笑)

恥ずかしくも懐かしい青春の思い出です。

 

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↑ワタシのソレとは多少誤差があること、ご了承くださいまし(^^; 

 

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