ボーリング場に出没する“教え魔”に対し、他の客から迷惑という訴えが届いて、「STOP!教え魔」のポスターが張り出されたとか。
“教え魔”……その名の通り教えたがりの輩。
ボーリング場の他にもゴルフ練習場やスポーツジムなどであれこれアドバイスをしてくる人のこと。
身内でも仲間でも何でもない。なんなら初対面。教えを乞うた覚えもないのに?です。
いるなあ…( ̄▽ ̄;)
百歩譲って、ここをこうすればもっと良くなるのにという親切心だとしても、相手がそれを求めていなければただのお節介となり得るでしょう。
ここをこうすればいいと長々と自説を聞かされて、楽しい時間が奪われることを迷惑だと思う人もいるかもしれません。
教え魔さんは不思議なほどそのことに気づかず、得々と話し続けちゃうんですよね(^▽^;)
相手が「教えてください」と求めてきたらアドバイスすればいいのでは?
ただし、あくまでも求められたことに関してのアドバイスのみ。
つい調子に乗ってあれもこれもと言い出して、話が長くなるのは好まれませんから。
自分の知識や技術をひけらかすように偉そうな物言いになっていないか気をつけることも肝要でしょう(*´з`)
教え魔の方々は、その言動が自ずと上から目線であり、且つ教える自分の姿に酔っているケースが多々見受けられます。
結果、教えてもらうことは有難いはずなのに何だかちっとも有難くない。
それは双方にとっても、ある意味、残念だなぁと…( ̄ー ̄;)
……………
少し思い出したことがあって。
母は普段は穏やかで優しい人でしたが、テストの点が悪いと途端に鬼の様に怖くなりました。
どこを間違えたのか、何がわからなかったのか、母と膝突き合わせ徹底的に解明し解決することを求められました。
もちろん出来の悪い我が子を心配するあまりだったでしょうし、何とかしなければという親心だったでしょうが、
わからないと「どうしてわからないの!」とキツイ口調で怒られ、最後には私が泣いて終わるのがいつものことでした。
そんな時、決まって父が助け舟を出してくれました。
父は母とは逆に普段神経質で気難しく、時々キレた様に怒り出すことがあり、子ども心に取扱注意の厄介な人でした。
そんな父が、テストのことで母に怒られ私が泣いていると、ふらっと現れ、何かしら気分転換をさせ、私が落ち着いたところでわからなかったところを教えてくれるのです。
算数がわからなかった時、何故か碁盤を持って来て、白と黒の碁石を並べながら教えてくれたことがありました。
ちっとも要領を得ない私を怒ることなく、最後まで穏やかに辛抱強く私が理解するまで付き合ってくれました。
ようやく出来た時の嬉しかったこと。父も一緒に喜んでくれて。
母は「パパはすごいなあ。よう辛抱強く怒らんで教えたわぁ」と褒め称え、私も、厄介だと思っていた父の懐の大きさを感じ、温かく幸せな気持ちになったものでした。
そのすぐ後、
「私は優等生やったからわからん子の何処がわからんのかわからんけど、パパは劣等生やったからわからん子のわからん理由がわかるんやなぁ」
とめちゃくちゃ失礼な発言をした母。
「そうや」と父は笑っていましたが、内心私も妙に納得したことを覚えています。
優等生だったらしい母(自分で言う?)の教え方は常に上からガシガシ来て、出来ないとどうして出来ないの?と責められ、ますます嫌になりました。
片や、(母曰く)劣等生だった父の教え方は私の目線まで下りてどこがどうわからないのか一緒に探してくれ、私が理解する道筋を辛抱強く辿ってくれました。
そうして理解出来た時の達成感は、その後の意欲にも繋がったと思います。
教えるって難しいですね。
人に教えていながら、おのれ自身が試されたり人間性が暴かれているのかもしれません(;^ω^)
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