すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

強い人じゃなくて 強がりが上手な人~「ever since 」高橋優さん

 

以前、母のことを書いた記事の中でテレビドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』について触れたことがあります。

毎週金曜日深夜(日付は土曜日)、録画して観ています。

 

主題歌がいい。

 

高橋優さんの「ever since 」  作詞作曲:高橋優

優しい曲調にのせた歌詞がじんわり沁みます。 


www.youtube.com

 

少し長いですが、歌詞全文です。

 

些細な言葉の一個 足りなくて 多くって また平行線を辿る 月明かりに吹くビル風
強い言葉を選んでちゃんと傷がつくように罵ってから部屋を出た いつからだろう

あなたの背中が少し小さく見えた
強い人じゃなくて 強がりが上手な人

あれからもうどれほど時は流れただろう
それなりの日々を束ねて胸張っていても
色んな人に出会うたび鏡のようさ ぼくのなにもかもがあなたを写している

誰かに言われる前に予防線を張るように自分がダメなんですと言う 傷つけられるくらいなら
強い言葉を選んでちゃんと痛いとこ突いて自分をさげすんで笑う 誤魔化せていたのに

あなただけはいつも悲しそうに見ていた
放っておいてほしくて 優しい手 振り払った

そして誰もいなくなれば望み通りと 突き放すための言葉を口にするほど
「そばにいてほしい」と泣き叫ぶ子供のよう 一人きりで生きてきたような顔してても

あなたの背中を追いかけて走った
優しい人だけど 優しさが下手な人

あれからもうどれほど時は流れただろう なんにも変わってないよ ぼくもこの街も
つよがりが上手なとこばかり似ているよ ただ弱さを誤魔化すことはもうしないよ

吹き荒ぶ風に挫けそうになるけれど 笑いながらつよがりながら生きているよ
色んな人に出会うたび鏡のようさ 僕のなにもかもがあなたを写している

 

高橋優さんのMVも公開されています。

彼のコメントです。

 

"いま父の人生を聞いておかなければ、一生後悔する"と、ジェーンスーさんが書かれた「生きるとか死ぬとか父親とか」原作のドラマ。そのオープニングテーマを書かせていただくにあたり、ぼくもまた、改めて家族と対峙する時間を多く持つことになりました。

 幼い頃は万能神のように見えた父や母も例に漏れずただの人だといつからか悟り、だからこそそこに比類なき親子という人間関係が育まれている事実。そんな気付きの日々を作品と共に歩んでいる実感が今あります。

 

高橋優さんのMVにはお父様が登場しています。

優さんご自身がカメラで撮影されたそうです。

色んな人に出会うたび鏡のようさ 僕のなにもかもがあなたを写している

歌詞の中の“あなた”はお父様なのかもしれないと思いました。

 

この歌詞を読んで、実は私も父親のことが浮かびました。

これは父のこと?

そして、その昔、父との関わりに苛立ち何度も暴言を吐いた自分のこと?

歌詞の一つ一つにそう思ったほどです。

 

強い人じゃなくて 強がりが上手な人

優しい人だけど 優しさが下手な人 

 

父はそういう人でした。

 

吹き荒ぶ風に挫けそうになるけれど 笑いながらつよがりながら生きているよ
色んな人に出会うたび鏡のようさ 僕のなにもかもがあなたを写している

 

思春期の頃、父を理解するなどあり得ないと思っていたけど、

結局自分は、父に似ているのかもしれません。 

 

 

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