すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

バラ売りのトウモロコシを買う

スーパーなどでの野菜のバラ売り。
ジャガイモ、玉ねぎ、人参、トマトやアボカド、レタスにキャベツにパプリカ、などなど。
出来ればなるべく新しめの、大きめの、状態の良さそうなものを選びたいのが人情。
だけど、あれこれと手に取り選別するのは気が引ける。コロナ禍ではなおさら。
まして、押したり握ったりはマナー違反であろう。
(以前、箱に並んだトマトの赤いヒップを縦横無尽にぷにゅぷにゅと押しておられる方がいて唖然としたことがある。多分熟し具合か新鮮度か確かめておられたのだろうが)

なので、先ずは手に取らずして、上から下から横から斜めから凝視して見極める。
そして、コレと狙いを定め一度手に取ったら、たとえ見極めが失敗であっても戻さないのが信条。
特にアボカドは難しい。
ちなみに、アボカドはヘタの部分で熟し具合がわかるらしいが、
一つ一つ触って確認するわけにいかないので、皮の色で判別する。
食べごろとされる色の物を手に取ったら、熟し過ぎたかブヨブヨだったことがある。
ガッカリしたが、もはや元に戻すことは出来ず、そっとカゴに入れた。


昨日はトウモロコシのバラ売りが賑やかに店頭でなされていた。
そのスーパーでトウモロコシのバラ売りを買うのは今シーズン2度目。
1本98円。夫の大好物である。

実は前回、失敗した。
皮がついたまま積み上げられたトウモロコシの中からなるべく大きい物を選んだ。
一つは皮がある程度剥かれて黄色の粒が少し見えている物。
色艶の良くぷっくらと膨らんだ様子が美味しそう。
手に取り余分な皮を剥いていくと、思った通りのトウモロコシが現れた。
良々とカゴに入れる。
次に、皮にすっかり覆われてはいるが、さらに一回りほど大きい物を選んだ。
ところが、同じように皮を剥いていくのだが、剥いても剥いても皮、皮、皮…。
一向に姿を現さず、ようやく見えたのは何とも小さなトウモロコシだった。
(こ、これは………)
ここまで身ぐるみ剥いだ物を元に戻すなど到底出来ず、しょげる思いでカゴに入れた。
そんなことがあり、皮にすっかり覆われた物は怪しいと学んだ。

それで昨日。
前回の失敗を基に選んだのは皮がある程度剥かれていて、実の大きさが確かに把握できる物。
コレと思う2本をカゴに入れた。
売り場から少し離れ、改めて老眼鏡をかけ眺めてみると、確かに大きいは大きいがところどころ粒が潰れているではないか。
瑞々しいとは言い難い有り様だった。
(ガーーーン)
またもや失敗。
打ちひしがれる心を悟られぬようにその場を離れようとして、ふと、まだ箱に入ったままのトウモロコシに目が行った。
若々しい皮にくるまれて実は全く見えなかったが、何となく一つ手に取り余分な皮を一枚二枚と剥がしていくと、すぐ黄色の実が一部現れた。
(おや?これは大きいぞ)
しかも、艶々と光るいかにもジューシーな粒が綺麗に並んでいる。
当たりだった。

バラ売りのトウモロコシを見極め買う難しさを改めて思ったことだった。

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バラ売りの野菜を買う様はその人の人柄や考え方が現れるところかもしれない。
自分などはそれこそ目を皿のようにして出来る限り良い物を選ぼうとするが、
ササっと拘りなく選んでおられる方を見ると(おお、いいな。カッコイイな)と思ったりする。
いつまでも売り場に張り付いて他の人の迷惑になることのないよう、
それでいて満足する物を選び取れるよう、一瞬で見極められる目を磨きたいものだ。



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