「東京オリンピックまであと〇日です」と、テレビなどで聞かれるようになりました。
開会するその日までそれは毎日続くのかな。
同時にコロナ感染者数が再び増加の一途をたどり、東京都は一日1000人を超えています。
自分の住む県もかなりの感染者数。
第4波?いや、もう第5波だったか?
そんなニュースを同じ番組内で当たり前のように並べて聴く心境は、複雑です。
最近はテレビ画面に視聴者のツイートが表示されることがあります。
コロナ禍の中、オリンピックを行うことに今もなお否定的な意見。
コロナ禍ではあるけれど精一杯楽しみたいという意見。
テレビの前で選手たちを応援しよう。
無観客であることがとても残念。
ここに来ても実に様々な考えがあるのだなあと。
それはそれで良いのだし、こんな状況ではそれも当然だろうと思います。
オリンピックに向けて、いや皆が向かっているわけではないな。
オリンピックに関して、ここに至っても一体感が無いのは(何度も言いますがこんな非常事態では当然なのかもしれませんが)
その場所に引っ張って行ってくれるはずの、せめてそうしようとしてくれるはずの、存在の欠如。
人なのか、言葉なのか、私たちを熱くしてくれるもの。
そんなものがあったら、もしかしたらもっと違っていたかも。
オリンピック開催に否定的な人たちの思いも少しは救われたかも。
全然見当違いかもしれないけど、そんなふうに思ったりします。
……………
オリンピックに関わるあらゆる現場で、感染を阻止し成功へ導かんと労を惜しまず心を砕く多くの人たちの献身的な働き。
数々の厳しい制限を受け入れ、その中でもおのれの力を最大限に発揮しようとするアスリートの真摯な姿。
そして、聖火ランナーとしてトーチを掲げる(走っても走らなくとも)人たちのそれぞれの思いと真っ直ぐな笑顔にも。
こんな状況だけど、そこには確かに前を向こうとする勇気と輝く希望があることを感じ、心動かされます。
もっとさらけ出すなら、東京オリンピックのテーマソング。
民放各局は桑田佳祐さん、NHKは米津玄師さん作、嵐が歌う「カイト」。
それらの曲をバックにアスリートたちが躍動する姿が映し出されると否応が無く心震えてしまいます。
楽曲の素晴らしさに誘導されているのもあるでしょうが、
そんな自分に後ろめたさを感じながらも、言葉で上手く説明出来ないけれど、ただただ、ああ、スポーツっていいなぁと。
こんな状況だからなのか、
スポーツの素晴らしさをなおさら考えるのです。
コロナ禍に喘ぐこの国でオリンピックが開かれること、どうしたって違和感が拭えることはないけれど、
ここまで来たのならせめて、後戻りできないのならせめて、
東京オリンピックが終わった後に、
こんなに大変な状況だったけどやって良かったねと思えるオリンピックであって欲しい。
これこそがオリンピックの意義だったのだと、そう思えるオリンピックであって欲しい。
そのためにもこれ以上感染を爆発させないよう
クラスターを発生させないよう
自分に出来ることはテレビの前で観戦することだろうと思っています。
感染の担い手にならないように。
感染しないようステイホームで観戦………^m^
願わくば、このオリンピックで…… 否、スポーツの力で、
医療従事者の方々の心に届く何かがあればと思うのだけど。
コロナ禍で苦しい思いをしておられる方々の心に届く何かがあればと思うのだけど。
それが“何”だとは自分などが言えることではなく
ただ、願うだけ。
これ以上の辛い思いをして頂きたくない。
東京オリンピックが終わった後に、
いつもにも増して多くの感動と勇気と励ましと喜びを受け取った自分がいることを想像したい。
(願わくば多くの人にも)
それで何がどう変わるかは今はわからないけど、
これからの行く道を少しでも勇気や希望を持って進めたらと。
スポーツの力を信じて。
何もわかっていない人間の呟きです。どうぞご容赦ください。
あと、余談ですが、バッ〇さんには口出しどうぞご遠慮くださいますよう……なんちって(*´з`)