早朝から開始された陸上男子50㎞競歩
少しでも涼しい場所でと考えられたのだろうが
北国であるはずの札幌はやはり気温30度を超えた
その暑さの中、汗にまみれ水を被りただひたすらに歩き続ける選手たち
暑さや苦痛に顔を歪め、思う様に足が動かない選手も
優勝したのは3時間50分8秒でゴールしたポーランドの選手だった
おめでとう!スゴイ!
競技関係者やボランティアの人たちの拍手で迎えられた彼の笑顔は
栄誉を勝ち取った歓喜を超えて
50㎞のこのレースをやり遂げたことの清々しさに満ちているように見えた
自分のような軟弱者にはとても尋常とは思えない過酷さである
それでもほとんどの選手が4時間を超えながら
パフォーマンスが思うようでなくとも諦めることなくゴールを目指し続ける
そしてゴールした瞬間、笑顔、少しばかりの落胆、感極まった涙
歩き通せたことへの感謝の思いも伝わってくるようで
これほどの過酷さを乗り越えた者だからこそ知り得る境地なのだろうと
軟弱者はただただ感動するのみ
選手の全てに大きな称賛の拍手が有って欲しいと思った
コロナ禍で無観客であることがこの時ばかりは残念だった
オリンピックの各競技を毎日観ている
当然だが、日々、勝者が生まれ敗者が生まれる
競技である以上、勝者がいて敗者がいる
けれど
どのアスリートも勝者であるという思いに何度も心を熱くさせられる
そのことに気づかされ
そのことに勇気づけられる
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