NHKプレミアムで『鉄道員(ぽっぽや)』を観た。
2回目である。(1回目は今年の1月だからリピート率高い⁉)
前回観た時、泣けて仕方なかった。
胸が痛くなる悲しみや切なさを味わうだろうことが辛くて観ることが躊躇われたが
結局、観て
やっぱり今回も泣けて泣けて仕方なかった。
『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年公開)
高倉健さんが主演となれば話題にもなり
当時、多くの人がご覧になったことだろう。
(あらすじを少々……)
廃線間近となった北海道のローカル線・幌舞線の終着駅で駅長を務める佐藤乙松。
今年で定年を迎える彼は、不器用なほどまっすぐに鉄道員(ぽっぽや)一筋だった自身の人生を振り返る。
幼い一人娘を亡くした日も、愛する妻を亡くした日も、乙松は休むことなくずっと駅に立ち続けた。
そんな彼の前に、ひとりの少女が現れる。(映画.comより)
公開時、自分は40代の一番忙しい頃だったこともあり、映画館では観ていない。
20年以上の時を経て今、一年の間に2回観たことになる。
未だ感動に慣れない。
まだ観ていない人にはお勧めしたい。
浅田次郎氏の原作が先ずは素晴らしいのだろう。
そして、浅田氏の世界観が損なわれず過剰でもなくそのまま映像化されている(と感じる)。
ただ、
もしかしたら高倉健さんの“ぽっぽや”はあまりにもカッコ良く
原作の佐藤乙松はもう少し普通の年相応の“おじさん”に過ぎないのかなと思ったりする。
そうなのだ!
健さん演じるぽっぽやのカッコイイったらない。
これは、
ぽっぽやの「佐藤乙松」がカッコイイのか
健さんが演じる「佐藤乙松」がカッコイイのか
いや、「高倉健」がカッコイイのか
「高倉健」がカッコイイんだなぁ……きっと。(敬称略でスミマセン💦)
誠実で朴訥。
静かで渋い佇まい。
ずしんと太き存在感。
誤解を恐れずに言えば
健さんが演じる人物はいつも「高倉健」そのもののよう。
それが良いことなのかそうでないのかわからない。
(つまりキャラが固定しているというような意味で)
しかし、
ほぼ間違いなく人物の魅力度がアップするのも事実ではないだろうか。
それって凄い。
「高倉健」のような俳優、今後現れるのだろうか?
(スミマセン。言いたいことが上手く伝えられません(;´Д`))
※以前、小説についても取り上げました。
komakusa22.hatenablog.com
ところで、
劇中で乙松やその妻が「テネシーワルツ」をハミングするシーンがあるのですが
確か、健さんの奥さんだった江利チエミさんの持ち歌だったんですよね。
お二人は親族のトラブルなどで離婚。本意ではない別れに
「別れた後も健さんはいつまでもチエミさんを想っていたのよ」とよく母が言っていましたっけ。
(真実は定かではありませんが^^;)
健さんの純な気持ちに子どもながら感激した私です(^▽^;)
劇中とは言え健さんはどんな気持ちでハミングしたのかなとちょっと思ったりしました(*´з`)