人間ドックは3年前に受けたのが最後。
その際、結果は21項目中、B判定が二つで、残りは全てA判定。
至って健康と言ってよいものでした。
なので、その後、年金暮らしになってからは
特にこれといった問題も無いことだし、経費節約の意図もあり
人間ドックではなく、年に一度の市の健診と各種がん検診を組み合わせてきました。
……………
昨年夏、唐突に体調を崩しました。
思い当たる節があり、その科を受診しましたが
該当する項目の検査結果に異常はなく
ストレスによる自律神経の乱れだったようです。
ストレスが無くなると体の不調も消えましたので。
ただ、
尿検査で少しばかり異常値が出て
医師から腎臓の精密検査を受けるのなら紹介状を書きますと言われました。
腎臓??
思いがけない言葉だったので、すぐに返答が出来ず
少し考えますと応えました。
後で以前の人間ドックの結果報告書を見返してみると
最後の人間ドックで「腎臓 結石 要観察」と記されていました。
あれ、これか?
忘れてた……( ゚Д゚)
……………
しかし、
特に自覚症状が無いものだから、結局そのままずるずると月日は経ち……(;´Д`)
……………
半年後、いつものように年に一度の市の健診とがん検診を受けました。
その際、腎臓結石で要観察と指摘されたことがあると伝え
腹部エコーも受けることにしました。
結果、
腎臓に確かに結石がある
ただ、それほど大きくない
今すぐどうこうする程ではないが、今後も要観察
「水分を一日2リットル摂るといいそうですよ。あと、甘い物の摂りすぎは控えて下さい。」
元々、水分をあまり摂らないし、甘い物は大好き。
なるべくしてなったのかなと腑に落ちた気分でした(;^ω^)
……………
帰宅し、改めて検査結果を見ると
エコー画像と技師コメント。
あれ?
腎臓に関することの他に、“軽度肝機能障害疑い”とある。
(⊙ˍ⊙)!
そして診断には 「脂肪肝」
脂肪肝? (⊙_⊙)
わたしが?? (⊙_⊙;)
思いがけなさ過ぎてキョトンでした。
(でも、医師からそのことを言われなかったのはどうしてだったんだろう(⊙_⊙)?)
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早速調べてみました。
(健診会 滝野川メディカルクリニックHPより)
「脂肪肝」とは
肝細胞内に食べ過ぎや運動不足により中性脂肪(トリグリセリド)を主とした脂質や糖質が異常に蓄積した状態をいいます。
肝臓疾患をひきおこす原因物質で脂質が貯留し重量として5%を超えた場合、または肝細胞の30%以上に脂肪が蓄積している場合に脂肪肝と診断されます。
また標準体重より20%以上の重い肥満では約20%~30%以上の方に脂肪肝が認められています。
「脂肪肝」の原因
栄養の過剰摂取による太りすぎ(肥満)
アルコールの過剰摂取
暴飲暴食
運動不足
高脂血症
糖尿病
ステロイド剤の服用
栄養不良による代謝異常 などこれらの原因を引き起こす要因として共通するのは、栄養バランスの偏った食生活や慢性的な運動不足などといった生活習慣の乱れからくるものがあります。
過度なダイエットやリバウンドを繰り返している場合には肝臓の代謝障害が起こり、中性脂肪が体外に排出されず溜まるケースもあるので注意する必要があります。
また、アルコールの過剰摂取はアルコール性肝炎や肝硬変につながる可能性があるため、節酒や禁酒を行う必要があります。
日頃から自分のアルコール摂取量を把握し、過剰摂取に注意しましょう。
「脂肪肝」の症状
健康診断や人間ドックで肝機能の異常値が発見されることが多くほとんど自覚症状がありません。
そのため気づかないうちに進行すると以下の症状があります。倦怠感・疲れやすい
腹部膨満感
腹部のつるような痛み
食欲がない
身体がだるい・重い など
「脂肪肝」の種類
アルコール性脂肪肝…
アルコールの飲みすぎが原因の脂肪肝です。
アルコールは肝臓で解毒され体外へ排出される過程で肝臓の働きに異常が生じることにより肝臓内に脂肪が増えてたまった状態です。
アルコールが原因で肝臓に炎症が起こった状態をアルコール性脂肪性肝炎(ASH)といい、肝硬変の前段階になります。非アルコール性脂肪肝…
アルコールをほとんど飲まない人が多くみられます。
肥満や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、運動不足などによるものでインスリンの働きが低下し肝臓に脂肪がたまった状態です。
放置すると進行し、肝硬変や肝がんにつながる非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)になる可能性があります。
「脂肪肝」の治療・改善・対策
脂肪肝の治療としては主に生活習慣の改善、食事療法や運動療法・薬物療法になります。
定期的に肝機能の数値を検査し現在の状態を把握していくことが大切です。食事療法
・禁酒または飲酒を控える
・脂質や糖質の多い食事を控える
・栄養バランスの良い食事を心がける
・夕食は入眠の3時間前までに済ませる
・間食をしない(胃を切除した方や一度の食事を十分にとれない方は主治医に確認しましょう)
運動療法
・1日30分以上のウォーキングをする(有酸素運動)
・適度な運動を行い規則的に生活する
薬物療法
・非アルコール性脂肪肝と糖尿病が合併している場合は糖尿病治療薬、糖尿病が合併していない場合はビタミンEが推奨されている。
・疾患に合わせた治療を行う
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BMIでは何とか肥満に該当しませんが、甘い物の摂取はすこぶる多い方。
前年度の健診では中性脂肪で異常値を出しました。
以来、甘い物を控えるよう心がけ、今年度は正常値内に戻りました。
ですが、甘い物好きが収まったわけではないので油断は出来ない。
また、このところ運動不足が甚だしいのは大いに自覚していて
習慣的に運動していた頃と同じカロリー(甘い物)摂取では
肝臓に脂肪が溜まり放題でしょう。
というわけで、腎臓と肝臓の改善を目指し
★水分摂取を心がける(2リットルがなかなか難しい)
★甘い物を控える(を、心がける)
★30分以上のウォーキング(毎日は無理でも週に何日かは…)
脂肪肝を放置すると肝炎から肝硬変、肝がんなどに進行することもあるそうですが
きちんと対策すれば健康な状態に戻すことも十分可能とのこと。
頑張ろうと思います(*´ω`)
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ロシアがウクライナに侵攻しました。
残念です。辛いです。悲しいです。
平和なこの国で呑気なことを言っていられる自分の問題など、何と些細なことかと……
ウォーキングした公園の梅の花がほころんでいました。
例年に比べ少し遅めかな。今年の冬はずい分と寒かったからでしょうか。
真っ青な空が綺麗でした。
こんなふうに空を眺めていられることがどんなに幸せなのか、強く胸に迫りました。