すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

名前が書けませーーーん(#°Д°)


今週のお題「試験の思い出」


学生時代、定期試験の前になると先ず取り組むのは試験勉強の計画表作成だった。


中学、高校と運動部に所属していて、試験一週間前になると練習が休みになった。
いつもは練習に明け暮れ、勉強する時間などほとんど無かった。
否、正確に言えば、勉強する時間は十分にあったが
練習で疲れ果てた体ではとても机の前に座っておれず
夕食後、入浴したらベッドに直行だった。


試験前の一週間はハードな練習を堂々と休める、実はちょっとホッとする日々でもあった。
まだ明るいうちに帰宅でき、夕方のテレビなどを観ながらおやつを食べる。
身も心ものんびりと、好き勝手を味わえた。


さて、試験前一週間の初日は試験勉強のスケジュールを立てる。
試験日と科目の兼ね合いを考えながら綿密に。

暗記科目は早々と始めるべきではない。
せっかく憶えても試験日までに間が空くと、本番には消えてしまっている恐れがある。
なんなら前日に一夜漬けが最も記憶が鮮明。
なので、同じ日に暗記科目の試験が重なると厄介で
暗記科目をどうクリアするか、いつも最後まで悩んだ。

国語はまあ何とかなる。
暗記科目と同じ試験日に国語があるとラッキーだった。

数学の練習問題を少しずつ毎日。
英語は文法を復習し、英単語と英熟語を暗記。
理系科目はまあぼちぼちと。(←この時点でやる気は既に無く、もはや諦めているわけだけど^^;)

そんな塩梅でスケジュールを埋めていった。


が、

スケジュール通りに勉強が捗ることは一度もなかった。


綿密に計画を立てたことで一仕事終えて
それを遂行する段になるとふっと気持ちが萎える感じ。
いくらでも時間はあるのに
勉強ではなく他の事をしたくなる感じ。

試験日が近づくにつれて焦りが高じてくるのを自覚しながら
目の前のやるべき事から逃げる自分自身を引き戻せず
結局、前日になり必死に詰め込むのが毎回のこと。

暗記科目が重なっていると地獄だったなぁ。

試験当日は登校の電車内でも教科書を手離せず。
時間になり、試験用紙が配られる直前まで教科書を読み込むことに没頭。
少しでも記憶の何処かに写し留めようと目をカメラ(笑)のようにして。


数日後、当然の結果が訪れ、うなだれる。

その繰り返しだった。



学生時代によく見た夢がある。
試験の夢。

試験用紙が配られ、「ハイ、始めて」と教師の声に
先ず自分の名前を書こうとするのだが、何故だか上手く書けない。
書いては消し、書いては消しで、どんどん時間が進んでいく。
いったいどうして??と焦っていると、「あと10分」と言われ
ひえー---(#°Д°)

必死に名前を書こうとしているところで、いつも目が覚めた。


当時、やっぱり試験のことが気になり、ヒリヒリしてたのかなぁと思う。

なら、真面目に勉強すれば?という話だけど。


……………


ところで、
運転免許を取得したのは確か25歳くらいだったか。

仕事帰りに教習所に通うのは大変だったが
少しずつ運転技術が身に付くことが楽しく
順調に仮免試験まで進んだ。


いざ、仮免試験の日。
教習所内のコースを運転し、合否が判定される。

「それでは、どうぞ」と言われ、始動前の確認を行った後、エンジン始動。
アクセルを踏み込み、先ずは直線。
各種関門を無事クリアし戻ることが出来た。

上手くいったはずだった。


終了直後、助手席の試験教官に

「後で結果は発表されるけど、一応先に言っておくね。
最初の直線で20キロオーバーしちゃったから、今回は不合格ね」

と告げられた。

「え⁉( ̄_ ̄|||)」


「ホントはその時点で即終了だったけど、走り始めたばっかりだったし、せっかくだから最後まで走ってもらったよ」


上手く走れた、合格出来たかもと上向きだった気持ちは
不合格という言葉に一気にペチャンコになった。


それでも、
教習でいつもお世話になっていた顔馴染みの教官が最後まで走らせてくれたこと
仏心でそうしてくれたのかなと思うと有難く
また頑張ろうと思えたのだった。



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