すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

「耳鳴り」がして「断捨離」を始めたけれど

 

昨夜、さぁ寝ようと部屋の電気を消し、襖を閉めながら耳がキーンとした。

耳鳴りだ。

掛け布団をめくりながら、

ああ、もういつどうなるかわからないのだから好きなように生きよう

あと、20年?

30年は無理だろう、下手したら10年かもしれないし

このところの時の速さを考えれば10年なんてあっという間だよ

20年だって、多分あっという間

と80歳を超えた自分を想像しながら思った。(それまで生きてるか?)

我ながら唐突。

 

つまり、

最近、耳鳴りが多くなった気がしていて。

それもちょっと激しめの。

それはおそらく加齢によるもの。

そんなことが頭の隅っこにあり、不意に自分の命の限りを思い浮かべたのだろう。

 

現実を突き付けられるというような悲壮感は無く

ああ、そうかぁ、もうそういう歳なんだなぁと淡々と思うだけだが

まぁ、せめてここからの人生は、好きなこと、やりたいこと、やっておかなければいけないことを

時間を無駄にせずやっていかなきゃなと

布団に潜り込みながらいつになく殊勝に考えた。

 

はたと、かねてからの懸案事項が浮かんだ。

バッグ類の断捨離。

衣類はそうでもないが、バッグ類は好きでつい買ってしまうことが多い。

いろいろなシチュエーションを想像し、いちいち合うものをと考えるので

同じような形でも大きさの違うものを二つ、三つと買ってしまうのだ。

「大は小を兼ねる」がバッグには当てはまらない。

そんなわけで、自分で買ったものや戴いたものが必要以上にあるのだろうなぁと自覚もしている。

 

やおら布団から起き上がり、タンスを開けた。

一応並べて置いてはあるが、量が多過ぎてグチャと押し込まれているバッグ達。

ここ数年日の目を見ず、形がすっかり歪になっているものもいくつか。

ああ、ごめんなさい

凹みや歪みを手で直し、別の場所に移した。

 

ざっと見て、どれも処分することは出来ないと思った。

まだキレイで愛着もある。買った時の思いも残っている。

そういえば何年か前に一度整理したのだ。

それで残したもの達だから。

 

こうなれば、今後これらのバッグ達を使い倒そう。

先々を考え、長くもつように大事大事にしてきたけど

じゃんじゃん使って、くたびれてボロボロになるまで。

自分自身よく生きても20年なら

バッグ達もその頃までには十分使い切って、納得してお別れできるだろう。

「お疲れ様」って。

 

(ああ、でも、もう新しいバッグを買わないようにしなければ)

 

バッグも靴も、残りの人生で全部使い倒そう。

好きで集めてきたモノたち。

自分なりに吟味し、本当に欲しかったモノたちだから

残りの時間で、最後まできちんと彼らの命を全うさせよう。

 

(その後で新人さんを迎えるのは良しとする^^;)

 

少しの高揚感と吹っ切れたような清々しさを感じながら再び布団に潜り込んだ。

 

 

深夜に「耳鳴り」がして「バッグ類の断捨離」を始めようとしたけれど

最終的に断捨離ではなく「使い倒す」に至ったという

僅か15分ほどの話です( ̄▽ ̄;)

 

 

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