夫とのひと悶着をブログに書いたのは半月程前だったか。
カラオケに行く行かないで
それぞれの言葉が上手く伝わらず
お互いの気持ちがすれ違ったのが原因だった。
今考えてもあまりにも些細な、超くだらない諍いだったが
そんなことでこんなことになるなら
そしてこんなことをこんなにも繰り返すなら
いっそ別居した方がいいかと思うほど、心が疲弊した。(多分、夫も)
ひと悶着後、当初のスケジュール通り夫は隣県の実家へ行ったので
自ずと10日間の別居。
その空白がお互いを落ち着かせたのか
夫が自宅に戻った次の日、
「明日カラオケに行く?」と夫に言われ
私も「ああ、いいねぇ」と即答。
今回は無事カラオケに行く運びとなった。
末娘に「明日お父さんとカラオケに行くから」と言うと
一瞬呆れた顔をして、その後苦笑いで「まあ、喧嘩しないようにね」と言われた。
いくつになっても親の喧嘩は子どもにはストレスだろう。
バカな親で申し訳ない。
🎤
そのカラオケ。
夫は、今どきの歌やポップス系を上手に歌えるようになりたいと思っている。
その方が場が盛り上がるからと言う。
しかし、私が思うに
彼の歌声は演歌でこそ、その良さが輝き
お世辞でなく、演歌レパートリーのいくつかは“玄人はだし”。
それこそ皆が喜ぶのではと思っている。
まあ、若い人が歌うような今どきの歌をサラッと歌い
すごーいとか、わかーいとか、言われたいのだろうな( *´艸`)
🎤🎤
ところで、妻(私)的には夫の十八番だと思っている「津軽恋女」。
ちなみに、「津軽恋女」は新沼謙治さんの歌。(作詞:久仁京介 作曲:大倉百人)
歌詞の中で繰り返されるフレーズがある。
降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪
切ない旋律にのせられた
“七つの雪”を表す日本語ならではの細やかさと情緒性に
毎回胸が熱くなる。
つい先日、
太宰治が著書「津軽」の冒頭に
(東奥年鑑より)として、この七つの雪を書いていることを知った。
早速夫にも伝え、「へえーー!」と盛り上がったのだった。