夫婦共に今やすっかりルーティン化している、毎朝の「朝ドラ」。
7時半からのBS放送と8時からの地デジ放送があり
今朝は早く起きたのでBSで『らんまん』を観た。
『らんまん』の前、7時15分からはやはりBSで『あまちゃん』が再放送されている。
『あまちゃん』は当時大はまりして、それこそ精魂傾けて観た作品である。(ちょいと大袈裟?^^;)
何年前だったんだろうと思い
確かブログの記事にしたと遡ってみたら、2013年。10年前のことだった。
宮藤官九郎脚本ならではの、面白さの中にも心に熱く沁みる台詞たち。
そんな記憶だけでもう十分というか、満腹というか(もちろん良い意味で)
そんな感じなので、今、再放送は敢えて観ていない。
それでも、
神回とも言われた、
薬師丸ひろ子さん演じる女優鈴鹿ひろ美が
物語の舞台であった北三陸での震災復興チャリティーコンサートで「潮騒のメモリー」を歌う回は
もう一度観てみたいかな。
とにかく、薬師丸さんの歌が素晴らしかった。
…………
ところで、
「朝ドラ」の正式名称って何?そもそもどうして始まったの?と、NHKの公式サイトを覗いてみた。
連続テレビ小説は、1961(昭和36)年、月曜から金曜まで1年間続く帯番組として始まりました。当初は20分間の番組でした。
それまでにラジオで数多くの連続放送劇が人気を集めていたことから、長編小説をテレビドラマ化するという新しいジャンル「連続テレビ小説」が生まれたのです。
朝の時間帯に放送されたのは、新聞の朝刊の連載小説を意識したからです。
翌年1962(昭和37)年には、月曜から土曜まで、朝8時15分からの放送開始というスタイルに変更。放送時間もこの年から15分間になりました。
1975(昭和50)年からは、1年間を前期と後期に分けた半年間の放送が基本に。
さらに、2010(平成22)年には、放送開始時間が朝8時に変わり、現在の形が確立したのです。
なるほど。
さすがに開始当初からは観ていないが、私の「朝ドラ」歴は長い。
自分の一番古い記憶は樫山文枝さんが主演の『おはなはん』だろうか。
NHKアーカイブスによると、昭和41年度の作品(第6作目)だから
自分は小学2年生だった。
朝8時15分からの放送だったというから
登校前にのんびり観られたとは思えないが
主人公おはなはんの底抜けの明るさやのんびりした愛媛ことば
倍賞千恵子さんが歌う挿入歌「おはなはん」も
記憶に残っている。
母が好きで、実家のテレビでは毎朝「朝ドラ」がついていて
それを目にする機会も多かったので
ヘビーウォッチャーではないものの
その後の作品もけっこう憶えているなあと、アーカイブスを見て思う。
前期~中期で印象深いのは
『雲のじゅうたん』(昭和51年度前期、主演・浅茅陽子さん)
『マー姉ちゃん』(昭和54年度前期、主演・熊谷真実さん)
『おしん』(昭和58年度…一年間の放送、主演・小林綾子さん、田中裕子さん、音羽信子さん)
『はね駒(こんま)』(昭和61年度前期、主演・斉藤由貴さん)
『チョッちゃん』(昭和62年度前期、主演・古村比呂さん)
『芋たこなんきん』(平成18年度後期、主演・藤山直美さん)
『ちりとてちん』(平成19年度後期、主演・貫地谷しほりさん)
といった作品。
その当時は、学生だったり、勤め人だったりして、毎朝観ていたわけではないが
特に、主人公の困難にめげない明るさや逞しさ、ユーモア溢れる痛快な生き方を描いた作品が好きだったように思う。
平成22年度(2010年)前期の『ゲゲゲの女房』(第82作目・主演松下奈緒さん)からは
仕事を辞め、朝からゆっくりテレビを観られる状況になったおかげもあり
今回の『らんまん』(第108作目)に至るまで途切れることなく観続けている。
そう、
今や、観ようとか観ないとか
なんなら面白いとか面白くないとかも考えることなく
一日の始まりの儀式(ルーティン)としてある「朝ドラ」なのである。