今朝のこと。
食器洗いをしながらつけっぱなしのテレビから懐かしい歌が聴こえてきた。
紅茶のおいしい喫茶店~♪
これは かっしわばらよしえちゃんの「ハロー・グッバイ」⊙.☉
食器洗いの手を止めテレビの前に行くと、昭和レトロな喫茶店の特集だった。
なるほど。
BGMとして相応しい限り。
紅茶のおいしい喫茶店
白いお皿にグッバイ…バイ…バイ
そしてカップにハローの文字が
お茶を飲む度行ったり来たり
できることなら生まれ変れるなら
私こんなかわいいカップになりたい
あなたは銀のスプーンで
私の心をくるくるまわす
番組では冒頭部分だけだったが、その後、続けてすんなり歌えた。
なんなら2番の最初も。
レースの飾りの向こうには
窓に映ったプラタナス…ウ…ウ
この、プラタナス…ウ…ウ のところが妙に好きだったな。
いつ頃の歌だったんだろうと調べると 1981年リリース。
まだまだ青い、社会人なりたての頃だ。
☕
そんな懐かしさに浸りつつも
実は…
でーきーることならぁ 生まれ変れるぅなら
私こーんな かわいい カップになりたい~~♪
と昔のように口ずさみながら、もぞもぞするような違和感があったのも正直なところ。
しかも、あなたは銀のスプーンで私の心をくるくるまわしてくれるって…
どれだけ乙女チックなのか。
でも当時は、たまらなくキュンキュンした。
悲しいかな、
今やキュンともしないどころか
(いやいや、あなたの前のカップになりたいなんぞ有り得ないでしょう。もっと一人の人間としての自分をしっかり持って!)
などと歌の中の彼女に見当違いのハッパを掛ける気持ちが生じる。
あの頃の純で素直な乙女心が失われてしまったことを思い知らされた。
歳とったわ……( ̄、 ̄)
……………
「ハロー・グッバイ」
最初に歌ったのはアグネス・チャンだったこと、知らなかった。
1975年リリース、「冬の日の帰り道」のB面だったらしい。(と言っても、「冬の日の帰り道」もちょっと記憶に無いのだけど)
喜多條忠さん作詞、小泉まさみさん作曲である。
ちなみに、
喜多條さんはかぐや姫の「神田川」「赤ちょうちん」などの作詞家として有名。
拓郎ともコンビを組んで数々の歌を作ってきた。
キャンディーズの「やさしい悪魔」や梓みちよさんの「メランコリー」など。
「メランコリー」の歌い出しがひどく印象的で
さよならの手紙を書く相手もいないのに
緑のインクのペンを買ったりした。
緑のインクで 手紙を書けば
それはさよならの合図になると
小泉まさみさんは、「小泉まさみとこんがりトースト」というグループで歌っていたのを憶えている。