すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

映画

映画『国宝』~歌舞伎の世界に魅了され“美”を堪能

映画『国宝』観ました 2025年6月6日に公開後、口コミの力もあり瞬く間に大評判に。 ご覧になった方も多いでしょう。かく言う私も、当初それほど興味を引かれなかったのに 「良かったよ」「いいらしいよ」をあちこちで耳にし目にしたもので 「では、ひとつ観…

愛が溢れる『侍タイムスリッパー』~山口馬木也さんに最優秀主演男優賞を贈りたい🏆

大変遅ればせながら 『侍タイムスリッパー』 観ました 監督・脚本 安田淳一 その二日前の夜のこと、テレビで『侍タイムスリッパー』を取り上げた番組を観ました。正確に言えば、その監督をフューチャーし、製作過程やそれに関わった人たちとの真実を掘り下げ…

もはや春?/映画『ウィキッド ふたりの魔女』観ました

3月というのにちっとも暖かくならず 一昨日は雪まで降りました 「春分の日」でお彼岸の中日だった昨日は穏やかな晴れ お墓参りの人出も多かったのでしょうか 道があちこちで渋滞していて スーパーに行けば店頭に墓参用の切り花がたくさん並んでいました「暑…

『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』~風に吹かれて

『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』 観ました 2024年製作/アメリカ/140分 あの ボブ・ディラン の映画“名もなき者”だった彼がフォーク界期待の新星になり、やがてエレクトリックサウンドに転向して世界に衝撃を与えるまでの5年間(1961~65年)を描いてい…

孫と映画~『野生の島のロズ』

先週、長男孫(8歳)と次男孫(6歳)と映画を観に行って来ました彼らのリクエストで 『野生の島のロズ』 2024年米国製作 日本では2025年2月7日に公開 アメリカの作家ピーター・ブラウンによる児童文学「野生のロボット」シリーズを原作に、野生の島で起動し…

何かと慌ただしい年の瀬、『ライオン・キング ムファサ』観てきました

何かと慌ただしい年の瀬。 大掃除は11月頃から前倒しで一つ一つ片付けてきて、後は窓拭きくらいかな? まあそれも、お正月にお客様がいらっしゃるわけではないので年明けでも大丈夫かなと^^; 次女家族が年始の挨拶に来るのが例年の事だけど、来て早々大騒ぎ…

見渡すと…実際のところ愛はあなたの周りに溢れてる~『ラブ・アクチュアリー』

先日、映画『アイミタガイ』の記事を書きましたが そこにいただいたコメントの中で紹介されていた映画、観てきました! 『ラブ・アクチュアリー』 2003年に製作された英・米・仏合作映画で、日本での初公開は2004年2月。 実は、この時は観ていません。それが…

『アイミタガイ』~気ぃついてないだけで、いろんな思いが巡って自分のところに届いてるんよ

映画『アイミタガイ』 観てきました 11月1日公開 公開当時に「アイミタガイ」という名前をふわっと耳にしてはいたのですが 何か呪文の様な、何処かの国の言葉の様な、そんな印象に頭が…⊙.☉? いま一つピンと来ないまま、何となくスルーしていましたそんな時…

『エディット・ピアフ愛の讃歌』~主演マリオン・コティヤールが凄過ぎる

パリオリンピックの期間に NHKBSでフランス人が主人公の映画が続いて放送されていた 世界的なデザイナー、ココ・シャネルとシャンソン歌手、エディット・ピアフ 世界的にも有名な二人 詳しくは知らなくても名前を聞いたことがある人は多いのでは 映画のタイ…

「名作」と“おばちゃんち”の思い出

今週のお題「名作」 なんとまあ心躍るお題。何の「名作」について書こうかと悩みます。映画…?映画ならやっぱり『E.T.』?それとも『ライフ・イズ・ビューティフル』?それとも…『フーテンの寅さん』シリーズ??音楽なら、中島みゆきさんの「ファイト!」と…

『オッペンハイマー』~「原爆の父」と呼ばれた男

映画『オッペンハイマー』観ました 「ダークナイト」「TENET テネット」などの大作を送り出してきたクリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史…

ひなまつり/“寅さん”~まともじゃないのに正しい

昨日のひなまつり。 前日までの寒さと強風が収まり、暖かな好き日。孫たちが遊びに来た。 男の子三人の後の(待望の)女孫は1歳3ヶ月の可愛い盛り。 ヨチヨチと歩く姿がこれまた愛おしい。 男の子とは違う柔らかさや華やかさにじいじもばあばも癒されるばか…

『カラーパープル』~ミュージカル映画にリメイク

『カラーパープル』 観ました 巨匠スティーブン・スピルバーグが1985年に手がけた名作映画「カラーパープル」をミュージカル映画としてリメイク。 ピュリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説と、ブロードウェイでロングランヒットを記録したミ…

『ゴジラ-1.0』~「ゴジラ映画」初体験

『ゴジラ-1.0』(ゴジラ マイナスワン、英題: GODZILLA MINUS ONE )観ました。 VFX・脚本・監督 山崎貴2023年11月3日公開 第1作目『ゴジラ』は1954年11月3日公開。今回の『ゴジラ-1.0』はゴジラ生誕70周年記念作品と位置付けられ 日本で製作された実写のゴ…

『PERFECT DAYS』~役所広司さん、圧巻でした

『PERFECT DAYS』 観ました 2023年に日本・ドイツ合作で制作され キャッチコピーは「こんなふうに生きていけたなら」 「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台…

『プロフェッショナル仕事の流儀 宮﨑駿スペシャル』~宮さんとパクさん

先日のNHK 『プロフェッショナル仕事の流儀 宮﨑駿スペシャル』 サブタイトルは「ジブリと宮﨑駿の2399日映画はこうして生まれた」 一度は引退した宮﨑駿監督が戻って来て描きたかったものとは。新作『君たちはどう生きるか』完成までの日々。 ジブリファン…

『かもめ食堂』をようやく観ました

先日、NHKBSで放送された『かもめ食堂』 以前から気になっていたのですが、まだ観たことはありませんでした。 小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんが共演だなんて、自分には絶体ツボだろうし、きっと好きなはず。 ちらほら聴こえてくる評判もそ…

『いちご白書』を、もう一度観てみた

NHKBSで『いちご白書』を観ました。以前もテレビで観て、今回は2度目。まだ学生だったのかな?何しろずい分前です。「1960年代後半のアメリカの、とある大学の学生運動を描いた」 というような大雑把な記憶で、細かな内容や描写はほとんど憶えていなくて。た…

『君たちはどう生きるか』~10年ぶりの宮﨑駿監督作品を観た

『君たちはどう生きるか』 観ました 宮﨑駿氏 原作・脚本・監督 改めて言うこともないですが 宮﨑駿監督はスタジオジブリで数々の名作を世に送り出し 日本だけでなく、今や世界中に多くのファンがいます 2013年公開の『風立ちぬ』を最後に長編作品から退くこ…

憧れるのをやめましょう~『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』

その映画のことを知ったのは糸井重里さんのエッセイだった。読みながらもう既に観たくてたまらなくなった。 映画が大好きで、映画館にもよく足を運んでいる方だと思っていたが、全く知らなかった。いつも行く地元の映画館では上映されておらず、なので予告編…

「怪物」とは?~『怪物』と『ノートルダムの鐘』を観て

映画『怪物』とその翌々日にミュージカル『ノートルダムの鐘』を観た 劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』を観ることはずい分前に決まっていたが映画『怪物』は、話題になっていたのは知りつつも観に行くつもりはなくその数日前にテレビで、『怪物』の…

遅ればせながらの『THE FIRST SLAM DUNK』

『THE FIRST SLAM DUNK』 公開は2022年12月3日半年が経過している遅ればせながら観たもちろん、巷での評判は聞こえていた「満を持して」と言った方がカッコイイが、そうではなくウズウズする気持ちに気づかないふりをして、モヤモヤしていたもしかしたらもう…

お父さん、ありがとがんした~『銀河鉄道の父』

『銀河鉄道の父』 観ました 小説家・門井慶喜が宮沢賢治の父である政次郎を主人公に究極の家族愛をつづった直木賞受賞作「銀河鉄道の父」を、「八日目の蝉」「いのちの停車場」の成島出監督のメガホンで映画化。 岩手県で質屋を営む宮沢政次郎の長男・賢治は…

『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』を観て、考えた

『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』NHKBSプレミアムで観ました。 2017年に製作されたイギリス・アメリカの合作映画で 原題は『Darkest Hour』日本では2018年3月に劇場公開。 ポスターに“英国一型破りな男が、ダンケルクの戦いを制し、…

スピルバーグの自伝的作品『フェイブルマンズ』~切なくも愛おしい「家族の物語」

映画『フェイブルマンズ』観ました。 監督:スティーブン・スピルバーグ脚本:スティーブン・スピルバーグ&トニー・クシュナー ポスターにあるように「スピルバーグの自伝的作品」です。 「ジョーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」など、世界中で愛され…

二日続けて映画館へ

二日続けて映画を観ました。 一つは『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』 日本歴代洋画興収No.1&アカデミー賞歴代最多受賞、全世界が恋に落ち、 陶酔した不朽の超大作が、この冬バレンタインに、ジェームズ・キャメロン監督の手によ…

『ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢』

『ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢』 朝一番で観てきました。 1966年6月に日本武道館で行われた「ザ・ビートルズ」来日公演。 その開催までの道のり、ビートルズが日本の音楽界に与えた影響などを、さまざまな証言から…

クリスマスソング&クリスマスムービー

この時期になると街中などでふと聴こえてくる歌に「クリスマスキャロルの頃には」があります。先日も、とあるショッピングモールで流れて ああ、もう、そういう時期なのねと 自分の中でクリスマスモードに拍車がかかりました。 1992年リリースの稲垣潤一さん…

映画『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』観ました

映画『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』観ました。 イギリスのテレビドラマ『ダウントン・アビー』をご存じでしょうか。 英国貴族の壮麗な大邸宅が舞台の大人気ドラマです。 2010年9月の放送開始以来、 ゴールデングローブ賞やエミー賞など数々の賞に輝…

『最高の人生の見つけ方』/言うべきことを言わないよりは言い過ぎるほうがいい

NHKBSプレミアムで 『最高の人生の見つけ方』 観ました。 原題は『THE BUCKET LIST』 2007年製作のアメリカ映画。日本公開は2008年です。主演はジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。名優二人の共演ということもあり、公開当時とても話題になったと…