前回に続きます。
二日目☀️
サンメドウズ清里(山梨県)を昼頃に出て、長野県へと向かいました🚙
標高の高い清里から下って長野県に入ると、稲穂が実る光景が大きく一面に広がっていて、ちょっと驚いてしまいました。
長野県でこんなにお米を作っているというイメージが無かったのです。
長野と言えば蕎麦や野菜の畑?リンゴなどの果樹園?が浮かぶというか。
ものを知らなくて恥ずかしいことです(~_~;)
広大な田んぼに黄金色の稲が風に揺れ、その先に見える山並みと真っ青な空と白い雲。
車で走りながらその清々しさに癒され、美しさにしみじみ感動していました。
こんな所で毎日山を眺め暮らせたら穏やかだろうなあと憧れるわけです。
が、冬の厳しさを考えると寒がりの自分には無理かなとも(>_<)
ホテルまでの道すがら立ち寄った 白樺湖
長野県茅野市と北佐久郡立科町の境、蓼科高原池の平にある人造湖です。
もとは農業用水を確保するため建設された人工の温水ため池だそうです。
白樺湖は何度か訪れていますが、最初に行ったのは50年以上前の中学校の修学旅行でした。
親が転勤族だったので、中学校では2回転校。兵庫県の中学校の時の修学旅行です。
すぐ上の写真に写っている赤い三角屋根が特徴のホテルに泊まりました。
あまりに昔過ぎて記憶はおぼろげですが、白樺湖に来てこのホテルを見るとちょっと懐かしい気分になります。
夕食後クラスごとに考えた出し物で盛り上がったこととか、ホテルの外に好きな男子を呼び出して想いを告白した友だちのこととか(*´ω`*)
この日は早めにホテルにチェックイン。
夕食までの間に卓球をして、温泉で汗を流し、カラオケで1時間ほど歌いました(^▽^;)
三日目☀️
※写真をクリックすると大きくなります
小諸城は全国的にも珍しい、城下町よりも下にある「穴城」です。
小諸城(別称:酔月城、白鶴城、乙女城)
永き歴史と自然に守られし城「小諸城」
小諸城は1181年に武将小室太郎光兼とともに文献に現れる。1487年には大井光忠により小諸城の前身となる鍋蓋城が築かれ、現在の二之丸付近に乙女城(白鶴城)が築かれました。
1543年、武田信玄が信濃攻略の拠点として武将山本勘助と馬場信房によって縄張りがなされ、現在の城郭の原型が造られました。
武田滅亡後は、織田・北条・徳川の争奪が繰り返され、1590年豊臣が天下統一をなし、小田原城攻めの軍功により、仙石秀久が5万石で入封する。
小諸は、北国街道・中山道を扼す交通の要衝であり、豊臣領国の東端に当たるため、当時最先端の石垣、天守を持つ近世城郭として完成。天守閣には燦然と金箔瓦が輝いていた。
後、小諸城は多くの城主変遷後、牧野氏が十代にわたり城主となり、廃藩を迎えた。
(パンフレットより)
明治維新で廃城処分となった後、荒廃していく小諸城を憂いた旧小諸藩士達は資金を集めて小諸城を払い受け、本丸跡に神社を祀り、花木を植えて公園にし「懐古園」と命名しました。
大手門
小諸城の正門。1612年、藩主仙石秀久が小諸城を築いた時代の建築。
小諸城の表玄関にあたり、本丸から数えて4番目の門なので「四の門」とも「瓦門」とも呼ばれました。
平成の大修理を経て、江戸時代の姿を今も残します。国指定重要文化財。
1階は堅牢な門、2階は書院風のつくり。
2階に上がることが出来、ボランティアガイドさんからお話を伺えます。
三の門
寄棟造りの二層の城門で、1615年に創建。1742年の大洪水で流失し、1765年に再建。
両塀に矢狭間・鉄砲狭間が付けられた建物で、正面にある「懐古園」の大額は徳川家達の筆。
国指定重要文化財。
「懐古園」と言えば、こちらの門が浮かぶ人が多いのでは?
実は、こちらも中学校の修学旅行で訪れました。
「懐古園」の大額がかかった門の前でクラスの記念写真を撮った事、憶えています。
天守台跡
上に登れます。
三層の天守閣がありましたが、1626年に落雷で焼失。その後は幕府の政策により再建されなかったといわれています。
水の手展望台からの眺め
下を流れるのは千曲川
自然の地形が要塞となって城を守りました。
現在は近代的な市民公園となった懐古園。
公園内には、藤村記念館・徴古館・小諸義塾記念館・小山敬三美術館などがあります。
動物園や児童遊園地もあり、小さいお子さんにとっても楽しい場所ではないでしょうか。
また、桜やモミジがたくさん植えられていて、桜や紅葉の時期はさぞ美しいのでは。
日本さくら名所100選にも選ばれているようです。
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旅の間、晴天に恵まれたのは良かったのですが、とにかくずーっと暑かった。
汗びっしょりになりながら巡った山梨と長野の旅でした。
さすがに長野は少しは涼しくなっているのではと淡い期待を持っていましたが、いやはや、the 猛暑!
それでも、自分の住む関東内陸部の息苦しい暑さに比べれば、日陰に入れば涼しいし、時折吹く風も爽やかだったかな。
一日目に行った山梨県立美術館と山梨県立文学館。三日目の小諸懐古園。
私たちには珍しく“学び”の旅となりました。
こういうのもイイなあと思った次第です。
中学校の修学旅行で懐古園を訪れた際は、多分たいして興味を持てずふらふらと歩いていたのではと思います。
今回、改めてきちんと知ることができ良かったです。
(と言っても、広過ぎて、予定の時間内に全部を回ることは出来なかったんですけどね^^;)
二日目の清里や白樺湖では、美しい風景の中、特に何もせず心と頭を空っぽにして居るだけで癒されていくのを感じました。
日常から離れて己を取り戻す感じ。
それもまた、旅の醍醐味であるのは言うまでもありません。