すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

カラス


今朝のことです。

末娘と朝食のとき
「カア~ カア~ カア~~」と突然のカラスの雄叫び。
座ったままベランダの窓から上を見上げると、声の主と目が合いました。
すぐそこの電線に留まり、尖ったクチバシで何やらつついています。
頭のてっぺんの毛がボソボソと立っていて妙に愛嬌がある風情。
カラスのことよく知りませんが、もしかしたら巣立ったばかりの若い子なのかもと娘と話しました。

しばらく見ていると、電線を横歩きに歩き出しました。
オットットと綱渡りさながらに少々危なっかしい。
立ち上がってその行方を見ようとしたら、電線の20メートルほど先に仲間が。

なぜ 飛ばない?
なんで 歩く??


おもしろい子だねぇ
いっちょ歩いて渡ってやろうと思ったんだねぇ
カラスにもいろんな性格があるんだろうねぇ
あの子はなんでもやってみたくなるんだね
危なそうなことも 楽しそうなことも 初めてのことも

 
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右端の子です。頭のてっぺんの毛が立っているのわかりますか(^^)?
この後、真っ先に飛んでいきました。
それを残りの子たちが追いかけて。
今日はいい天気だから、きっといろいろなことをして遊ぶんでしょうね~♪

テレビでは民主党のゴタゴタが報じられているけど、
カラスたちはいろいろあってもきっと上手くやっているんだろうなぁと思ったりしました。





全身真っ黒の姿や鋭く尖ったクチバシがちょっと恐くて、実はカラス苦手です。
頭上の電線などにとまっていると、後ろから頭をつつかれないかとビクビクします。

でも、
カラスに出会ってついそんなことを思ってしまう自分が、後ろめたくもあります。
「人を見かけで判断するんじゃない」っていつも言っているのにと
どういうわけかそんなことが浮かんでくるのです。

だから、
出会ったときにはなるべく友好的に彼らに振舞おうとするのですが
賢い彼らにはそんな自分の心の中が見透かされているようで
やっぱり内心ドキドキしながらぎこちない挨拶をして通り過ぎるのでした。

・・・・・

カラスの被害を耳にすることあります。
被害を受けた人たちにとっては憎き相手でしょう。
今ここで、カラスを擁護しようということでは無いですが、
カラスも、生き物すべてがそうであるように、愛すべき存在なのだよねぇと
ちょっと書いてみたくなりました。

我々「人間」と同じ命がいたるところに存在していること。
そのことをいつも想像できる「人間」でいなくてはと
あらためて思った今朝のことでした。