すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

イボを取る


背中にあるイボがいつの間にか大きくなって
ふとした拍子に自分の手で引っ掻いてしまう。
最近では流血騒ぎにもなって
いよいよ取ってしまおうと
今日、皮膚科を受診した。
 
 
診るなり医師が
「あ~ん、これ。切るのがいいですか?液体窒素で取るのがいいですか?」
と言う。
 
自分的には
今時のレーザーかなんかでちょちょいと取れるだろうと想像していたので
一瞬戸惑った。
 
「う~ん・・、どちらが良いでしょうねぇ」
と医師に振ると
「自分が患者だったら液体窒素で取ります」
と即答。
 
「じゃあ、それでお願いします」と言いつつ
即答するぐらいその治療法が良いと思うのなら
何故、私に選択させたのかしらん?と疑問も浮かぶ。

 

 

液体窒素療法
単に言ってしまえば《凍結》と《融解》を繰り返す治療法です。
具体的には、マイナス196℃にも達する超低温の液体を綿棒などに染み込ませ、ウイルスに冒されている患部を急激に冷やす(低温やけど)ことで皮膚表面の異常組織を壊死させます。
すると、壊死した異常組織下の皮膚が細胞分裂をはじめるため、新たな皮膚が再生してきます。
このように、凍結と融解を繰り返すことで基底細胞(表皮の一番奥にある層)に感染しているウイルス(つまりいぼの芯)を徐々に上へ押し上げ〝いぼ〟の原因を絶つことから《冷凍凝固療法》とも呼ばれています。

 
 
「お願いします」と言ったものの
正直、ビクついていた。
 
 
私自身、液体窒素療法を受けたことはないが
娘たちが幼い頃、水イボを液体窒素で取っていて
痛いんだよ~と散々聞かされていたからだ。
その際、能天気な母(私)はたいして同情もしてやらなかった。
今、その痛みが我が身に降りかかろうとは・・。
 
 
少々お疲れ気味な
何とも大雑把な雰囲気を醸し出す医師は
しかし、治療はとても丁寧で細やかだった。
そのおかげか、覚悟していたほど痛くなかった。
 
いや、痛いのは確かに痛かった。

 

皮膚表面に盛り上がっている大半の〝いぼ〟に対しては、この治療法が可能であり、液体窒素を使った〝いぼ〟取りは、医療機関でも広く一般的に行われている効果的な治療法ですが、超低温の液体を患部に押し当てるため、激しい痛みを伴う…といった点が患者にとっては大きなネックとなっているようです。
ウイルス性の〝〟は基底細胞に感染していることも多く、皮膚表面の組織を壊死させる液体窒素療法では、一度の治療で完治するケースは稀であると思ってください。
そのため、液体窒素療法は、定期的に複数回治療を続けることになりますが、この痛みに耐え切れず、治療途中で断念してしまう方も少なくありません。

 

幼稚園児だった娘たち
痛みに耐え、よく頑張って治療を続けたなぁと今さら感心した次第。
 
処置室にはいつも娘たちだけで入っていて
私は待合室で待っていることが多かったが
ある時、二女と一緒に処置室にいると
看護師さんに
「治療は痛いはずなのに○子ちゃんはいつも黙ってじっと我慢しているんですよ」
と言っていただいたことがある。
不満や主張、口数多く
言わなくていいこといっぱい言ってしまう二女なのに
そんなふうにじっと耐えて我慢する姿もあるんだと
驚いた憶えがある。
 
そして三女は
お姉ちゃんを真似して、一人で大丈夫と処置室へ向かったものの
初めての液体窒素療法の痛みに泣き叫び
その叫び声がスピーカーを通して待合室にまで聞こえてきたものだから
二女と顔を見合わせて苦笑いしたのだっけ。
 
 
 
 
ネットでイボを調べていたら
おお、これこれ。
まさに自分のと同じ様なイボを見つけた。
 

一方、ウイルス以外にも老化による〝いぼ〟などがありますが、
人性いぼ多くは良性の〝いぼ〟であることが多く、悪性化(癌化)することはないので、
必ずしも取らなければならないというものではありません。


なんですとーー!!


老人性いぼ・・・