すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

「What a Wonderful World」この素晴らしき世界♪


前記事に引き続きの、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』。

ヒロイン安子は夫の稔亡き後、娘るいと引き離されそうになり婚家を出ます。
大阪へ向かう汽車の窓に朝陽が当たる中、稔との思い出の歌を口ずさむ安子。


ルイ・アームストロング 「On the Sunny Side of the Street」

稔が「ひなたの道を」と訳したその歌が安子を励まします。


コートをつかんで、帽子を取って
心配事は玄関に置いて、ひなたの道へと歩き出そう


安子の娘の名が“るい”、その娘(安子の孫)の名は“ひなた”だそうですから
物語の中でこの歌が大きな意味を持っているのは間違いないのでしょう。


……………


少し話は逸れますが、
恥ずかしながらこの歌、自分は知りませんでした。
いえ、多分聴いたことはあると思うのですが
確かな認識として自分の中に無かったです。


自分にとってルイ・アームストロングと言えば

「What a Wonderful World」です。


I see trees of green, red roses, too
I see them bloom for me and you
And I think to myself, what a wonderful world

I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day, the dark sacred night
And I think to myself, what a wonderful world

「What a Wonderful World」より  by George David Weiss


シンプルな英単語が並ぶ歌詞はおバカな自分でもなーんとなくわかる。


緑の木々や、ほら赤い薔薇も見える
キミと僕のために咲いている
ああ、なんて素晴らしい世界

青い空が見える
そして白い雲も
祝福され輝く昼
暗く神聖な夜
思うんだ
なんて素晴らしい世界だろうと


勝手な意訳ですが、まぁこんな感じかなと(;^ω^)

何気ないシンプルな世界
それこそが素晴らしいと教えてくれます。

サッチモルイ・アームストロングの愛称)のダミ声に心底しみじみする(❁´◡`❁)


……………


以前、
東京パラリンピック閉会式で「What a Wonderful World」を歌った奥野敦士さんのことを書きました。

komakusa22.hatenablog.com


ロックバンド、ROGUE(ローグ)のボーカリストの奥野敦士さんは
2008年、不慮の事故で首から下の自由を奪われてしまいました。
そんな彼が東京パラリンピック閉会式で歌った「What a Wonderful World」。
本当に素晴らしかったです。


今から11年前、奥野さんご自身がアップされた動画があります。
腹筋の動かない中、
お腹にきつくベルトを巻き、声を出すたび上体をぐっと前に倒す、
という独自の歌唱法を考え出して歌っておられます。
もちろんまだ闘病の最中で歌うのは体力的にも大変だったはずですが
途中でニコッとする奥野さんがとても楽しそうで
歌が与えてくれる喜びや幸せが溢れているようでした。

奥野さんにとって「素晴らしき世界」であることが
ありありと伝わってきます。




www.youtube.com


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