すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

箱根の旅、芦ノ湖から~


ゴールデンウィークの後半、一泊二日でちょいと箱根に出かけてきました。
強羅に夫の会社(の健保組合)の保養所があり、お安く泊まれるのです。
以前、上の娘たちの“ご接待”で箱根湯元に泊まった際には、
登山鉄道に乗って強羅まで遊びに行きましたが、
その先のケーブルカー&ロープウェイには乗らずでしたので、
今回はそれらに乗って大涌谷、そして芦ノ湖まで。
空中散歩しながら富士山を観たい!というのが旅の第一の目的です。

会社の有難い配慮か、たまたまか
2日が休業日となり、出発は5月2日。
例によって、超朝早くです。
平日のため、逆に都内でお仕事の方々の車渋滞に巻き込まれないようにとの考え。
まあそれは正しかった。
渋滞も無くすこぶるスムーズに走った結果、午前7時半には足柄SAに。
御殿場ICで降り、138号線をトコトコと走りながらさてどうするか。
こんなに早くちゃどこも開いていない。
加えて、あいにくの曇り空で時折小雨もソボソボと・・・。
これじゃあロープウェイに乗っても富士山は見えないだろうということで、
なんだかんだで、とりあえず芦ノ湖に向かったわけで。

午前8時過ぎ、芦ノ湖もまだひっそりとしておりました。

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湖畔のお店の方たちが釣りをなさっていました。
多分、お店で出されるのかと。
向こうに見えるのは芦ノ湖を遊覧する海賊船です。

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お店の周りにはたくさんの猫ちゃんたちがいて、営業活動をしているようです。
ワイルド感いっぱいのこちらは 営業副部長。
営業時間にお間抜けなぐらい早すぎる私たちには少しの愛想もありませんでした。

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未だ観光客の気配もない湖でひとしきり写真を撮った後、
夫が「走ってる途中に見つけた!」箱根神社へ。
ここが思いがけずとても良かった。
長い石段、杉並木、赤い鳥居の向こうに湖が光って見えたり。
心が静かに落ち着いていくのが心地よかったです。

そうこうしているうちに、
ようやく次の目的地でもある箱根湿生花園の開園時間となり、
そちらへ向かうことにしました。

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箱根湿生花園は、湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心にした植物園です。園内には、低地から高山まで日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物1100種が集められ、その他、珍しい外国の山草も含め、約1700種の植物が四季折々に花を咲かせています。園路は、低地から高山へ、初期の湿原から発達した湿原へと順に植物を見てまわるようになっています。(HPより)

こちらは私が行ってみたかった場所です。
まず最初に声をあげてしまったのが これ!

コマクサ!

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白のコマクサは初めて見たかも

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そうだそうだ、湿地帯なのでミズバショウも咲いていました。
尾瀬でこの花に会ったことを思い出しました。

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北海道や本州(中部以北)の高山の礫地に生える。箱根には無い。

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エゾノチチコグサ↑
北海道(北見)の高山の礫地に生える多年草

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北海道、本州(中部以北)の高山の岩場や礫地に生える多年草。箱根には無い。

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ツツジ
北海道(南部)~九州の山地の松林や林縁に生える落葉低木。箱根にも有る。

木道の上を歩きながら、植物とのふれあいを思い思いに楽しみます。

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澄んだ空気と気持ちの良い風
それから、清らかな水
心の底から晴れ晴れとして
爽やかな気持ちにさせてもらいました。


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ムサシアブミ↑

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オニゼンマイ↑

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ベニコウホネ

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ヒマラヤエンゴサク↑

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ツリガネツツジ

箱根湿生花園ではずい分と長居をしてしまいました。
また絶対来たい場所です。

お昼ご飯は少々お値段高めの釜飯。
やはり観光地だな・・・
でもまあ、美味しくいただいて次なる場所へと。

箱根のこのあたりは美術館が何しろ多い。
その中で夫がチョイスしたのはポーラ美術館
ルノワールのあの少女の絵が観たい、のだそう。
私はと言うと、
恥ずかしながら、美術にあまり興味がわかない体質のようで、
だから何でも良かったのです。
ところが、ポーラ美術館
ルノワールの絵、貸し出し中でした。 チャンチャン!
(どうやら東京に来ているそうです)
でもね、ここもなかなか素晴らしかったです。
美術鑑賞が苦手な私が、退屈せず最後までしっかり楽しめた気がします。
やっぱり本物は違うのかもと思った次第です。

さて、
早め早めで動いた一日目のスケジュールを無事終えて、
強羅の保養所へはやはりとても早く着きました。
一番風呂ならぬ一番温泉にゆっくりと浸かり
美味しい料理をいただき、カラオケと卓球で楽しんだ後は
明日に備えて早々と眠りにつく私たちでした。

・・・つづく