すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

『半分、青い。』~くらもちふさこさん

 
4月からの新しいNHK朝ドラ 『半分、青い。
1971(昭和46)年生まれのヒロインの物語なので
それはもう懐かしい昭和ワールドがあちこちに散りばめられています。
 
漫画好きな父所有の少年漫画を幼い頃から愛読していたヒロイン。
マグマ大使あしたのジョーを模写し
幼なじみを呼ぶ時は江木俊夫少年がマグマ大使を呼んだように
「ピロピロピ~~♪ピロピロピ~~♪」
と、笛を吹いちゃったりします。
ちなみに、マグマ大使は我ら昭和30年代生まれのヒーロー。
同じようなことやってたなあ。
マグマ大使に宇宙の帝王ゴア。
当時のままの彼らの姿がテレビ画面に登場した時、めちゃくちゃ懐かしくて
マグマ大使ーーー!ピロピロピ~~!!」
と、叫んでおりました。
 
そして今週のこと。
18歳になったヒロインがある時幼なじみから少女漫画を借りるのですが
な、なんと!くらもちふさこさんの漫画だったんです。
いやーー目を疑いました
ドラマ中での作者名は変えてありましたが
間違いなくくらもちふさこさんの 
「いつもポケットにショパン
絵もタイトルもそのまま。
 
スゴーーーーイ!!!
 
大興奮でした。
 
 
周囲が呆れるほど漫画好きだった私。
幼い頃から「少女フレンド」「マーガレット」「りぼん」を愛読し続け
その後、高校生、大学生、そして社会人になっても
毎月の発売を心から楽しみにし愛してやまなかったのが 
通称「別マ」でした。
 
その中で、くらもちふさこさんの描く漫画は別格に大好きでした。
当時、彼女の漫画によってどれほど心が温かく癒されたことか。
そして、
到底自分の身には起こらないだろう物語の中で
まるで自分がそこに居るかのように切なく涙をこぼしたものです。
 
主人公の女の子は生きるのに不器用。
正直過ぎて損をしたり、人の苦労を背負ってしまったり。
女子としての要領も悪く、意地っ張りで素直になれない。
相手の男の子はいつもクールで、そんな彼女に厳しいことも言うのだけど
実は彼女のことを一番理解していて
困った時にはいつのまにか傍で助けてくれている。
くらもちワールドに登場するのはたいていそんな二人でした。
そんな不器用な二人の心の触れ合いが愛しくてたまらなかった。
 
8年ほど前に再び読みたくなり、Amazonで買いました。
数あるくらもち作品の中で、この3作品が特に大好きです。
1978(昭和53)年から1983(昭和58)年にかけて
それぞれ「別冊マーガレット」で連載されていました。
イメージ 1
 
 
ところで、
ヒロインの幼なじみというのが あの佐藤健くん(役名・律)。
まるで、くらもちふさこさんの漫画に登場するような
クール・ビューティー(って男性には使わない?)を演じています。
ヒロイン役の永野芽郁ちゃん(役名・鈴愛)がまた可愛いくて。
失敗を恐れない鈴愛の成長がもちろんテーマなのでしょうが
脚本が、恋愛ドラマを多くヒットさせた北川悦吏子さんということもあり
これから鈴愛と律の間にどんな恋が描かれるのかも楽しみなところです。