すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

クジャクは飛べる?


テレビのクイズ番組

次の鳥のうち、飛べる鳥はどれ?

フラミンゴ、ダチョウ、クジャクカルガモ、シチメンチョウ、キーウィ


おわかりになりますか?(*^▽^*)



答えは

フラミンゴ、クジャクカルガモ、シチメンチョウ

ダチョウとキーウィは飛べません。


シチメンチョウが飛べるかどうか、ちょっと迷いました。
危険を感じた時など短距離であれば飛べるそうです。

クジャクが飛べるかどうかは自信を持って答えられました。
何度か見ましたので。
クジャクは飛べるんです。


……………

今は亡き両親の故郷、小豆島にはクジャクを主とした鳥類園がありました。
正式名称は「小豆島大孔雀園」

子どもの頃、島の祖母の家に帰省した折に一度か二度
叔父に連れて行ってもらった覚えがあります。
また、
島に戻った両親の家に幼い娘たちを連れて帰省した時にも
皆で遊びに行きました。


そこでクジャクの飛行ショー」が行われていたのです。

音楽に合わせて高台からたくさんのクジャクが飛んで降りて来る。
艶やかに羽を広げ気高く歩く様からは彼らが飛ぶ姿が想像出来なかったけれど
思いのほか力強い羽ばたきに
クジャクって確かに鳥なんだなあと思ったものです。

改めて調べてみると
高さ10メートルの高台から1回に40羽ものクジャク
1時間に1回、多い時期には1日数十回羽ばたかせていたとか。
それだけ多くのクジャクを調教することは世界でも例が少なかったようです。


ところが、
飛行ショーを繰り返すうちに
園を取り囲む柵を飛び越えて行くものが現れ
そのまま戻らず、野生化してしまうものも出てきたそうです。
母が「クジャクが逃げておらんようになるらしい」と言っていました。

そのせいなのかどうか
クジャクの減少、そして入場者数の減少による経営難により
2008年11月閉園したそうです。


……………

というわけで、クジャクは確かに飛べます。


両親や兄家族と連れ立って出かけたこと。
まだ幼い娘たちや姪っ子、甥っ子と歓声を上げながら観た「クジャクの飛行ショー」。
そんな孫たちを嬉しそうに見ていた両親の顔。

いろいろな光景が思い出され、懐かしいです。


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孔雀園にて。3歳の長女


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