秋晴れの日、成田山新勝寺へお参りに出かけて来ました。
成田山は両親がまだ埼玉県に住んでいた頃
何度も一緒に行った思い出深い場所です。
私が結婚する前、両親が大阪に転勤で引越してからは一度も行っていないので
少なくとも40年ぶりです。
結婚し今の住まいになってから一度、車で成田山に行こうとしたのですが
休日だった為か、成田山までの道が大渋滞。
辛抱できない夫が三分の一ほどの行程を残し
「今日は止めよう!」と引き返したのでした。
それ以来の再チャレンジ(笑)
休日は避け平日に。
しかも、通勤や仕事の車が多い時間帯は避けようということで朝の5時出発。
さいたま市から成田山まで、90㎞ほどの道のりを2時間40分かけ到着しました。
渋滞は避けられましたが、やはり遠い!
父も車でしたが、春日部市に住んでいたので、もっと気軽に出かけていた印象が…。
夫曰く「春日部からなら60㎞ぐらいだから全然近い」のだそうです。
前置きが長くなりました(^▽^;)
いつもなら備えられているパンフレットとかあまり読まないのですが
珍しく読んで、へえ~と思ったので(;^ω^)
まずは御縁起(ごえんぎ)
真言宗智山派大本山成田山金剛王院新勝寺のご本尊不動明王は、嵯峨天皇の勅願により弘法大師空海がみずから敬刻して開眼し護摩法を修せられた尊像です。
京都の高雄山神護寺に奉安されておりましたが、
天慶2年(939)平将門が反乱を起こすと朱雀天皇の密勅を受けた寛朝大僧正は、この尊像とともに関東に下り、下総の国、成田の地にて21日間平和祈願の御護摩を修めました。
その満願の日、天慶3年(940)2月14日に兵乱は平定され、この地に新勝寺の寺号を賜って成田山が開山されました。(成田山パンフレットより)
では、歩いた順に…🚶♀️
総門 2007年建立
大本堂 1968年建立
堂内にはご本尊不動明王を中心に、四大明王、平成大曼荼羅が奉安。
成田山でも最も重要な儀式「御護摩祈願」が毎日行われています。
今回初めて(いや、前に一度あったかな?)見せていただいて
燃え上がる炎とシンクロするかのような、ロックでリズミカルな太鼓の響きに心躍りました。
三重塔 1712年建立(重要文化財)
一切経堂
以前来た時は願い事を心の中で唱えながら押して回りましたが
今は入れない様子?
光明堂 1701年建立(重要文化財)
恋愛・縁結び・家庭円満にご利益があるとされる愛染明王をお奉りしています。
平和大塔 1984年建立
不動明王の生き抜く力を表した塔。
精神の安定や活性化にもご利益ある「写経」が行えます。
釈迦堂 1858年建立(重要文化財)
厄除けのお祓いが受けられます。
お堂周囲の彫刻「五百羅漢」・「二十四孝」は必見です。
……………
実は、昨年5月に亡くなった父の一周忌をやれていません。
新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大で致し方無かったとは言え
ずっと気にかかっていました。
緊急事態宣言下で県をまたぐ移動もやはり控えるべきかと
お墓参りも出来ませんでした。
そんな状況の中、
真言宗であった父が生前何度も参拝し
心の拠り所であっただろう場所へ私たちがお参りすること
父もきっと喜んでくれるのではないかと思い訪れた成田山新勝寺でした。
両親と歩いた懐かしい場所。
私の心も救われる気がしました。
参道。両側にはいろいろなお店が並びます。
両親と行った鰻の「川豊」さん
お参りして名物の鰻を食べるのがお決まりでした。それと鯉のあらい。
父は鯉こくも頼んでいたなあ。
私たちは今回「駿河屋」さんへ
駐車場のお兄さんにお薦めされました。
鰻重、バッチリ撮りました!
と言いたいところですが、実はいつもの様にフライング(*_*;
がっついて食べたところで「あ⁉撮るの忘れた!」
身がふっくらとしてとても美味しかったです(❁´◡`❁)
……………
緊急事態宣言が解除され、感染者数も激減している今。
今のうちにと、近々両親のお墓参りに行く予定です。
来年の5月頃には父の一周忌と三回忌を一緒にやると兄が言っていました。
その頃にまた緊急事態宣言が発令されていないといいのですけど(;´Д`)