すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

拓郎さん新アルバム~ああ、面白かったと言いながら旅立ちたい


久しぶりの吉田拓郎オールナイトニッポンGOLD
(月に一度なもので、いつもつい忘れてしまう(^^;)


全編、6/29リリースの新アルバムについてだった。

日本の音楽業界を牽引、様々な革新的なスタイルで時代のカリスマとなった吉田拓郎が1970年デビュー以来52年のアーティスト活動にピリオドをうつ、最新にして最後のアルバム『ah-面白かった』(全9曲収録) をリリース!
コロナの影響でラスト・ツアーを断念した76歳の今、吉田拓郎らしく最後を迎えるために、現在出来ることすべてに...ベストを尽くして制作されたラストメッセージ。(公式サイトより)


最新にして最後のアルバム……
吉田拓郎らしく最後を迎えるためのラストメッセージ……


放送の中でも拓郎自身の熱い思いが溢れ出る。


……………


この夜、新アルバムが全曲流された。
発売前である。


その合間に拓郎が語った言葉たち。


スパっと終わるエンディングを目指している


愛用のショルダーバッグには青春の秘密が詰まっている
故郷から上京して社会の中で辛いこと、苦しいことがあったが
その時々に沈黙を守り話したくなかった

音楽でしか自分の正当性を回復出来ないと思っていた


3曲目「Contrast」

拓郎の声の変化を感じた。

「一本の道を行きました」

拓郎の今の思いが伝わってくるようで、とても良かった。


僕の歩いて来た人生は何だったか?

愛を求め続ける人生だった
幸せになりたかった

しかし、それは難しいことだった

自分が悪いこともわかっている
自身の欠点だらけの性格もあった

おのれの運命を呪ったりした

それでも、自分に正直にいることを貫くしかなかった


自分が愛されていない現実があった
熱い心を持った若者だった
多くの敵との闘いがあった(特にマスメディア)


だけど、佳代さん(妻・森下愛子さん)と出会えて
穏やかな時間を持てた


残りの時間を有意義にしたい

エンディングは楽しくなければ


途中、いつものように佳代さんの声が乱入(笑)
彼女の無邪気で、且つ、突き抜けるような強い明るさが
拓郎を救ってきたのかもしれないなと。

わかったようなことを言って申し訳ないが(^^;


5曲目「ひとりgo to」

キンキキッズ堂本剛くんが編曲とギター演奏で参加。
良かった。


7曲目「雪さよなら」

小田和正さんがボーカルで参加。

懐かしの、あの「雪」だ。
新たなアレンジが楽しく心地良い。
歌詞を追っかけるような小田さん得意のハモリ。

昔聴いた「雪」とはまた違った世界観が、それでもやっぱり美しい。
名曲なんだなと改めて思った。


そう言えば、『クリスマスの約束』での「リンゴ」も素晴らしかった。
拓郎と小田さんのハモリの違和感の無さに正直驚いたものだ。
声の音色が真逆にも思っていたから。
お二人の高い歌唱技術が証明された歌だった。


小田さんとの関係について

お互いに音楽性などは必ずしも一致していないが
そこに向かうマインドは一致している
今はスイーツ会(悪口大会も含めて)が楽しい(笑)


8曲目「Together」

若い人達のエナジーが奮い立たせてくれた

トーキングブルースが聴こえなくなったのが残念
この曲の中の拓郎のギターを聴いて欲しい

皆で仲良く暮らせる地球であって欲しいという願いを込めて


そして、
アルバムタイトル曲であり最後の収録曲でもある「ah-面白かった」


笑顔で「ああ、面白かった」と言いながら旅立てそうな気がすると拓郎は言う。

佳代さんと過ごした日々がかけがえのない幸せなものであったことの証なのだろう。
(そのことは嬉しいけれど、心の隅っこでちょっと妬けるのはいつものこと。おバカです^^;)



自分が生きてきた道は間違いだったかもしれない
反省もしたし後悔もした

けれど、自分は自分なりに必死に生きてきた

意地も張った

しかし、いつもいつまでも意地っぱりではいられない

誰だって弱くて脆い
自分も弱くて脆くて独りぼっちだった

誰にも言わなかったが
本当は愛して貰いたいという気持ちが強かったのだと思う


……………


時に激しく、自身の思いを語り続けた拓郎。
その正直さが心に刺さる。
何をバカな!と怒られるだろうが
可哀想で、いじらしくて、愛おしくなるほどだった。


負けるな!越えて行け!と歌ってくれた。
そんな彼の歌に、私は励まされてきた。

弱くダメな自分自身もさらけ出してくれた。
それでもおのれの信じる道を生きる。
そんな彼の姿に、私は救われてきた。


だけどその裏の
吉田拓郎という人の秘められた苦悩を初めて知った気がする。
こんなにも長く彼を見続けてきたのに。


彼も、彼自身が言うように
弱く、脆く、孤独に苦しむ人だった

愛されたいと願う人だったのだと

そう思うと胸が締め付けられた。


……………


最後、リスナーからの質問

「小田(和正)さんのどこが好きですか?」

小田和正と言えば優しい声と繊細なメロディだが
彼は僕よりずっと頑固で男らしい
どうしようもないくそじじい(笑)
何事も白か黒で、はっきりして分かりやすいのがイイ


大好きなんだな……(❁´◡`❁)



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