すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

年の瀬に父が入院して


年の瀬の慌ただしい最中
90歳になる父が肺炎で入院しました。

遠方ゆえ、日ごろ手助けが出来ず
せめて電話をと一日おきに連絡しているのですが
その日、電話口の父の様子がおかしいことに不安になり
父の近くに住む兄に体調が悪いようだと連絡すると
すぐ様子を見に行ってくれ、その足で病院へ。
そのまま入院となったのでした。
その夜は兄からの連絡が無いままで心配しましたが
翌日早々に電話をくれ、入院した旨を聞かせてくれました。
早めに病院に連れて行くことが出来て良かったと言ってくれ、私も良かったなぁと。

そんなやり取りの中、兄の声が疲れているようで心配になりました。
そりゃきっと大変だったと思います。
仕事終わりに体調の悪い父を病院に連れて行き、医師の話を聞き、入院の準備をし。
入院してからだっていろいろ大変なはずです。

申し訳ないな・・と思うばかりです。
結局自分は遠くに居て何も出来ないし、何もしないし、ですから。
父のことをとても心配しているけど、今こうして何もしないで済んでいる。
父のことをとても思っているけど、自分のペースを乱されることなく過ごしている。
兄夫婦はそういうわけにいかないですから。
本当に申し訳ない。。

もちろん、今までもそうだったように
これからも父を手助けし、兄夫婦の負担を減らすよう出かけて行くのですが
でも、兄夫婦の精神的肉体的負担を思えば
私の手助けなどお気楽な者の気まぐれのようにも思えます。


兄はどちらかと言えばドライで
家族間であっても良くも悪くも合理的。
母が生きていた頃から、両親に対する兄の言動に冷たいなぁと思うことが多々ありました。
親の要望を即答で拒否する兄に、少しは願いを叶えてあげればいいのにとか
自分だったらこうしてあげるのにとか、何度も思ったものです。
一時は、自分が両親を引き取ろうかと思いつめるほど。
兄にそれとなく言ったら
「そんなことしたらお前が大変になるぞ。親父もお袋もお前には甘えるから。俺だったらダメなものはダメとはっきり言える」
と言われました。

確かに。。でした。
両親に振り回される自分が想像できました。
私が親の願いを出来る限り叶えてあげたいと思うのは常にそばに居るわけじゃないから。
常にそばに居て、親の要望に全て応えようとしたらきっとそりゃあ大変で
心身ともにいっぱいいっぱいになり、親に対してキツイこと言うようになるかも。
いや、なる。ゼッタイなる。

それで、やめたんです。
親のこと、不憫と思うこと。
兄のこと、少しでも悪く思うこと。
兄は必要な事はきちんとしてくれていますから。
兄だから父も母も少しはまだ自立できているのかもしれないなと。

兄が親の面倒をみてくれることで
結果、私と親の関係を壊さないでいてくれた。
そんなふうに思ったりして、有難いなぁと。
兄自身はそんなウエットな思惑などありもしないでしょうけど(笑)

これからも兄夫婦のやり方を尊重しつつ
私が出来ることで父を助け兄たちを助けられたらと思います。



今年の秋に前のブログから移ってきて4か月。
ようやく慣れてきたように思います。
投稿のペースも以前に比べたらなかなか順調です。
とは言え、あまり気張らずのんびりと。
新年もそんな感じでやっていきます。