すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

「感謝するなら、金をくれ!」『家なき子』ふうに

 

緊急事態宣言が延長となりました。

まだまだ“終息”どころか“収束”に向かう気配すらない状況で、

私個人としては、出来ればそうであって欲しいと思っていました。

申し訳ありません。その事でいよいよ困難な局面に立たされる方々がおられることも分かっている上で、です。

本当に申し訳ありません。

 

ところが、それを発表し説明する総理大臣の会見にはがっかりし、悲しくもなりました。

何かふわふわと絵空事を語っているかのように感じて、心に届きません。

皆さんで一緒に頑張っていきましょうと仰るのですが、少しも突き刺さりません。

何故だろう?と気持ち悪さを抱えたまま聴いていました。

具体的なことを明確に言ってくれないからかな?数値だったり、金額だったり、政策だったり。

力が湧くような、僅かでもいい目標となるような、何か新しいことが聴けるのかと期待したけど、

結局いつもと同じの後味でした。

 

飲食店など営業自粛を続けている方々に向けて「ご協力に感謝します」と何度も仰られた時、

ふと、あのフレーズが浮かびました。

家なき子』で、子どもだった安達祐実ちゃんが叫んだ「同情するなら金をくれ」。

 

「感謝するなら、金をくれ!」

 

国からの、いやさ総理からのお言葉である休業要請を受けて営業自粛。

当然、売り上げは無い。しかし家賃や人件費、光熱費などの固定費の支払いは有る。

そんな中小・個人事業者の方々にとって、総理のサクッと「感謝します」の一言はあまりにも無力。

とは思いませんか?

「感謝はいいから、補償して」

「消えていく言葉はいいから、形になる何かを実現させてよ」

って正直な気持ちではないでしょうか。

私などは何も知らない人間ですので、せめて家賃は国が負担するべきじゃない?と思ったりします。

 

マスク2枚も10万円も我が家には届きません。

それでも、

本当に必要な人の所に先にそれらを届ける為というのなら、喜んで待ちます。

しがない年金暮らしではありますが、

こんなことがあってもお国から変わらぬ金額が頂けていることで十分とも思います。

それよりも、

こんなことがあって、お国からの要請を粛々と受け入れた結果、背負い込むことになった方々の苦難に、

お国は責任ある態度を示して欲しい。そう望みます。

 

「感謝するなら、金をくれ」

「感謝はいいから、補償して」

乱暴な言い方でご気分を害されたらごめんなさい。

でも、本当のところはそれなのだと実はお国もわかっているのではないでしょうか。

いや、わかっていないのか?(えっ?マジで⁈)

 

ものを知らない人間の戯言と思ってお許しください。

 

 

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