今朝8時半頃、遠く他県の病院に入院している父から着信。
ちょうど一週間前、40日ぶりに退院するはずだったのに急な発熱により延期になった父です。
少しは元気になり電話をかけてきたのかな?と思いながら出ると、
「・・・・・」 無言。
「もしもし~」 大きな声で問いかけてもうんともすんとも言わない。
何度も呼び掛けて、ようやく出た父は声とも言えない声を苦し気に絞り出す。
いろいろ話しかけてみますが、意味不明な言葉しか返ってこない。それもか細い声。
はっきりわかったのは「しんどいんじゃ」と「助けてくれ!」。
その後はもう無言。しばらく様子を伺った後、こちらから電話を切りました。
心配でたまらず、近くに住む兄に電話しました。
コロナ騒ぎで、近くに居ても父に全く会えていない兄です。
洗濯物を取りに行きがてら看護師さんに様子を聞いてみると言ってくれました。
抗生物質の点滴治療を受け、酸素呼吸器を装着しているそうです。
その後、主治医から兄に連絡が来て、詳しく現状を聞くことが出来ました。
退院延期後、一週間治療してきたがほとんど良くなっておらず、今回ばかりは厳しいかも、と。
父の病状に加えて、新型コロナウイルスのこともあり、ずっと面会出来ていませんでしたが、
短い時間だけど顔を見に来られたらどうですか? と言われたそうです。
兄の言葉を聞きながら、いよいよなのかな…と思いました。
実は、今朝の父の様子に悪い胸騒ぎがしていました。
しんどいしんどいとあまりにも辛そうだったので、
父との電話後、心身共に落ち着かない中で、もしもの事を自分に言い聞かせました。
そして、不謹慎かもしれませんが、しんどいのがこれ以上長く続くのは可哀そう…とも思いました。
もういいんじゃないの…?って、誰に言うともなく心の中で呟いた私です。
父はまだ生きたいのかもしれません。
「助けてくれ!」と振り絞るように言った父の言葉が離れません。
明日、会いに行って来ます。