すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

小学1年生のちょっと切ない思い出

 

漫才コンビ「ナイツ」のお二人(塙宣之さん、土屋伸之さん)のファミリーヒストリーNHK)を観た。

塙さんが幼稚園児(保育園だったかな?)の頃、園でおもらしをしてしまい

小学生になってもその事でいじめられていた。

ただ、将来のお笑い芸人“塙少年”は、ある日ドリフターズのお笑いを観て思いつく。

おもらしをからかわれた時に思い切ってお笑いで返したら皆が大笑いして

それ以降、いじめられなくなり、人気者になったそうだ。

 

落語や漫才、コントなどのお笑いが好きで、「ナイツ」は特に好きな漫才コンビの一つ。

塙さんが作るネタの、くだらなさ満載の可笑しみが自分のど真ん中のツボにはまる。

土屋さんのゆるゆると流れる様なツッコミも愉快。

特に大きな動きもなく、言葉のやり取りだけで引き込まれる二人の話芸には

何というか、得も言われぬ温もりみたいなものも感じて、幸せな気分になる。

 

そうかぁ。

そんな塙さんにもちょっと辛い時期があったんだなぁ…。

“おもらし”もからかいやいじめのきっかけになっちゃうんだと思ったら

遠い昔の自分の姿を思い出した。

 

小学1年生の夏。

教室の外にある下駄箱の前。すのこが置いてあり、その上でおもらしをした私。

授業中、トイレに行きたかったけど、先生に言えずずっと我慢していた。

終わりのチャイムが鳴り、トイレに行こうと急いで下駄箱へ。

靴を履き替えようと必死で、だけど間に合わず。

後から来たクラスメイト達が「あーーー!」って。

私はしゃがんだまま、声を出さず泣いた。

そのうち先生が来てくれて、「大丈夫」って優しく言いながら立たせてくれた。

担任は年配の男の先生だった。

そのまま違う教室に連れていかれ、多分保健室だったのかな。

女の先生がやっぱり「大丈夫よ」と言いながら体を拭いてくれて

私は自分のではない新しい下着をはいて担任の先生と家に帰った。

玄関で迎えてくれた母に何も言わないまま部屋に引っ込んだ私を

不思議そうに目で追った母。

その後、先生と母がしばらく話していて、母の明るい笑い声が聞こえた。

先生が帰った後、母が「おしっこ出ちゃったの?」ってケロッと言うもんだから

「うん」って言って、それでその話は終わりになった。

次の日学校へ行くと、クラスメイトの何人かが何か言ったと思うんだけど

何を言われたかは憶えていない。

あの頃の私は、そんな時ただ黙って言われるがまま。

でも、それだけだった。

その後、クラス替えがなく2年生になった時

新しく転校して来た子に、「この子1年生の時おもらししたんだよ」とわざわざ暴いたクラスメイトがいた。

私は突然の展開にその時も何も言えず固まったまま。

その転校生は一瞬驚いて私のことを上から下まで見たけど

「ふ〜ん」って言って、それでお終いだった。

 

ラッキーだったのかな。

それでいじめられたりからかわれることは無かったから。

小学1年生で皆幼く、人を貶めたりからかったりする言葉を知らなかったのかもしれないし

その事でいじめてやろうという発想もなかったのかもしれない。

あの時の自分自身もおもらししたからいじめられるという危機感を全く持たなかった。

ただ、改めて考えると

塙さんが受けたいじめや今のいじめの現状を考えると、ラッキーだったのかなって。

 

まぁ、それがラッキーっていうのもなんだか寂しいことだけど。

そもそも、そんなことでいじめられるっておかしな話だし。

 

 

ムクドリさんたち 揃って熱心に毛づくろい

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こんなにいるーー!(@_@)

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この後、一斉に飛び立ちました

慌てて違う方へ飛んで行くおっちょこちょいやひとり取り残されるのんびり屋さんも

やがては群れに追いついて、仲良く飛んで行きました

 

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