すっとんきょうでゴメンナサイ

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NHKドラマ『二十四の瞳』~懐かしい風景にうるうる…


昨夜、NHKBSプレミアムで、ある特集ドラマを観た。

終了後流れた、違うドラマの予告にハッとし見入ってしまった。


二十四の瞳


舞台は香川県小豆島


私の生まれた場所であり、亡き両親が生まれ育ち晩年を過ごした故郷である。
ほんの数分だったが、ロケがされただろう物語の舞台となる風景や建物が映し出され
その度、懐かしさで胸が熱くなった。


実は、正確には

小説の舞台は、その冒頭で「瀬戸内海べりの一寒村」とされている。
そして全ページを通じて、一切、舞台の具体的な地名は出てこない。
しかし、小説発表の2年後の1954年(昭和29年)に映画化された際(『二十四の瞳』)、原作者である壺井栄の故郷が香川県小豆島であることから、物語の舞台を「小豆島」と設定した。
これ以降の映像化作品でも同様に小豆島を舞台としたため、『二十四の瞳』と原作にはない「小豆島」の2つが結びついて広く認識されるようになった。(Wikipediaより)

である。


壺井栄さん原作の、あまりにも有名な名作であるから
その内容は、多分、多くの方がご存じだろう。


映画やテレビ、アニメーションなどで何度も映像化されていて
私も何人もの大石先生や12人の子どもたちを観てきた。


高峰秀子さんや田中裕子さんの映画版。素晴らしかった。

テレビドラマでは8回も映像化されたそうで
私が特に印象深いのは島かおりさんが演じた大石先生である。
子どもの頃に観たと思っていたが、
調べると1979年7月9日~8月31日、月曜~金曜の13時~13時30分「花王愛の劇場」で放送されていた。
もう大学生になっていたのか。
夏休みでもあったから、きっと毎日テレビの前で釘付けで観ていたのだろうな。


今回は、土村芳さんが大石先生を演じる。

以前、記事にしたNHKのドラマ『ライオンのおやつ』(原作:小川糸さん)で、主演された女優さんである。

何人もの大石先生を観てきたが、演じる女優さんにより大石先生像が少しずつ違うと思っていて
ふんわりと柔らかい印象の土村さんが演じる大石先生を勝手に想像しながら
彼女の泣きの演技にまた泣かされるのだろうなあと、既に心がうるうると準備をしている。



「観てもいない前から何を盛り上がっている?」と言われるかもしれない。
本来なら、来週の本編を観てから書けばいいのだけど
予告映像を観た途端、映し出される風景に懐かしさが溢れ、先走っている。
高齢になった両親が島を離れ兄の元に移ったのが7年前。
それから一度も島を訪れていないのだ。


念の為、放送は8月8日(月)21時~22時30分 NHKBSプレミアム/BS4Kで。


……………


今回のドラマでもロケ地となっている 二十四の瞳映画村は1987年に開園され
我が家も帰省の度に訪れたものだ。

兄家族と一緒に行ったり、娘たちが大人になってからも一度行っている。


両親と私で最後に行ったのは2009年。13年前になる。

その時の写真がデータで残っていて、久しぶりに見た。
まだ元気だった両親がいて、父などは竹馬に挑戦している。
そして母は、斜に構え遠くを眺めるイイ女ふうのポーズ。
いつもそうだったなあと可笑しくなった。


懐かしさと、もういないことがやっぱり少し寂しい。





岬の分教場。正式名称は苗羽尋常高等小学校田浦分校



私が小学低学年の時も、こんな感じの机と椅子でした



窓から海が見えます。授業中でもボーっと海を眺めちゃいそう(^^;



そうそう、こんなオルガンだったし




「こんなして叩いたんや」と父



映画村内の案内図



映画村内のセット。ドラマでも見られるでしょうか




分教場前に広がる穏やかそのものの瀬戸内海



ボンネットバス。物語の重要なシーンにも登場しますよね
小豆島の唯一の公共交通機関、島バス。私が小学生の頃まで、この形のバス走っていました



父と母


……………


ところで、
昨夜観たというのは、『倫敦(ロンドン)ノ山本五十六だった。

同じ時刻にやはりNHKで、仲間由紀恵黒島結菜 沖縄戦“記憶の旅路”』というドキュメンタリーが放送されていた。

そして、来週の二十四の瞳
壺井栄さんの反戦への思いが込められている。


「8月」がまた来たのだなと思う。



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