すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

「あした」中島みゆきさん~やせた猫になっても

 

先日の夜、

中島みゆき名曲集~豪華トリビュートライブ&貴重映像~』

を観ました。(2016年1月に放送されたもの)

 

みゆきさんの歌を敬愛する人たちによる、中島みゆきの歌”の数々。

例えば、

満島ひかりさん「ミルク32」

中島美嘉さん「命の別名」

大竹しのぶさん「化粧」

坂本冬美さん「雪」

研ナオコさん「あばよ」研ナオコさんの歌としても有名です)

華原朋美さん「黄砂に吹かれて工藤静香さんに提供された歌です)

中村中さん「『元気ですか』~怜子」

クミコさん「世情」(個人的に『3年B組金八先生』の腐ったミカン達の衝撃的なシーンを思い出します)

皆さん、みゆきさんの歌への思い入れの深さが伝わるようでした。

 

みゆきさんご本人が歌う「糸」「空と君のあいだに」「あした」「地上の星」「この空を飛べたら」「麦の唄」「時代」。

そして、『夜会』の貴重な映像も。

 

女性シンガーの中には“歌姫”と称される方たちがいますが、

中島みゆきというその人も唯一無二の“歌姫”であることに間違いないと

今回も又、思ったことでした。

それを言っちゃあおしまいよ、ということを言ってしまえば、

中島みゆきの歌はやはり中島みゆきが歌ってこそ完璧なものになる、と。

トリビュートライブを観ての感想としては失礼極まりない。スミマセン…m(__)m

 

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これらの楽曲の中で、多分初めて聴いた気がする「あした」

歌い出しのセリフのような歌詞に心をギュッと掴まれ、聴き入ってしまいました。

 

イヤリングを外して 綺麗じゃなくなっても

まだ私のことを見失ってしまわないでね

フリルのシャツを脱いで やせっぽちになっても

まだ私のことを見失ってしまわないでね

 

大好きなあまり、こんなふうに不安になって、つい自虐的になってしまうこと

女の子ならある

少し歳を重ねれば、なおのこと?

 

カーラジオが嵐を告げている

2人は黙りこんでいる

形のないものに 誰が

愛なんて つけたのだろう 教えてよ

 

そうだね

形がないから不安なんだ

 

もしも明日 私たちが何もかも失くして

ただの心しか持たない やせた猫になっても

もしも明日 あなたのため何の得もなくても

言えるならその時 愛を聞かせて

 

何もかも失くし、やせた猫のような私

あなたのために何の得にもならない

そんな私になった時

そんな私であっても

その時、愛を聞かせて欲しい

 

そう願う歌でしょうか。

愛するがゆえに心が軋み、確かな真実の愛を痛々しいほどに求める。

そんな女の人を描いたら、みゆきさんの右に出る者はいないと思っています。

 

 

もっと若い頃にこの歌を聴いたら、

このシチュエーションにすごく共感して「うんうん」って聴いたでしょう。

こんなふうに苦しんだこともあったから。

 

でも、今は

 

すっかり綺麗じゃなくなってるし

フリルのシャツだってもう似合わない。

失くしたものもたくさん。

下腹などはもう少し瘦せるべきの、猫?

 

それでも2人は傍にいる。

愛に形を求めたこともあったけど

愛を形づけることにあまり意味が無いのかなって

こうして傍にいることが要するにそういうことなのかなと、今は思っている。

 

極端に言えば、

2人の間に愛があるか?ということさえももしかしたらそれほど大したことではなく、

そんなことを考えるまでもなく傍にいることが

今の2人の形なのかなと。

 

愛が深まったというよりも、私自身が図太くなった?(苦笑)

 

ちなみに、相方がどう思っているかはわかりません( ̄▽ ̄;)

 

 

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