日曜日の夜、楽しみにしているドラマがあります。
『アンという名の少女』 NHK総合 23:00~23:45
おしゃべり好きで、想像力豊かなやせっぽちの赤毛の少女アンは楽しいことを見つける天才。年老いた兄妹の養子となった孤児のアンが、いろんな悩みを抱えながらも、まっすぐに立ち向かい成長していく姿を描く。原作は、世界中で愛されているモンゴメリの不朽の名作『赤毛のアン』。
19世紀後半のカナダ。自然あふれるプリンス・エドワード島に、やせっぽちでそばかすだらけの赤毛の女の子アンがやってくる。孤児のアンは、「グリーン・ゲイブルズ」と呼ばれる家に住む年配の兄妹マシューとマリラの養子になると決まって大喜びだったが、実は2人が望んでいたのは男の子だったと知ってがっかり。でも、なんとか無事に家族として一緒に暮らせることになり、村で初めての親友ができたり、学校に通ったりして、いろんな経験を重ねて成長していく。おしゃべり好きで想像力豊かなアンは、いつも自分の心にまっすぐで、どんなにつらいことがあってもくじけない。そんなアンと出会い、村の人たちも少しずつ変わっていく。
(NHK公式サイトより)
2017年カナダで制作されました。
全部で3シーズン27エピソードあり、今回はシーズン1、全8回が放送されます。
原題は『Anne with an“E”』
アンが初めてマリラたちに会った時、言うんです。
「名前はアン。つづりの最後にEがつくと思って呼んで。Eがつくほうが立派に見えるから」
おしゃべり好きで空想好き。言うことがこまっしゃくれていて、なかなかめんどくさい女の子(笑)
ドラマの中でアンの最初の印象はそんなところでした。
そう言えば「赤毛のアン」、子どもの頃に読みました。
少年少女世界文学全集だったか?
でもあまり憶えていないんです。
その時もアンのこと、アンの話すことが何だか分かりにくくて、屈折した感じがあまり楽しくなかったかなぁ?
多分、最後まで読んでいないと思う。
(ちなみに「若草物語」はよく憶えています。次女のジョーが好きでした。男前で健気なとこが。)
でも、
今回のドラマでアンの悲しみを知るんです。
いえ、子どもの頃に読んだ本でもそれは描かれていたのかもしれませんが分からなかった。気づかなかった。
アンがおしゃべり好きで、空想好きな女の子になった理由が分かった気がしました。
そうならずにはいられなかった?
そうならなきゃ生きてこられなかった?
元気で、逞しくて、辛いことがあってもくじけないアン。
自らの悩みや周りで起こる様々な問題にも真っ直ぐ立ち向かい成長していくアンの姿。
確かに、アンの生きるパワーがほとばしるお話ではあるけれど、
ただそれだけではない、その裏にあるアンの悲しみに触れた時、
いつもその小さな女の子を抱きしめてあげたくて、涙が溢れます。
アンにたくさんの幸せがやって来ますように。
もはや、ばあばの気持ちで見守っています。
※追記です。
忘れちゃいけない(^-^;
このドラマでもう一つ胸打たれるのは物語の舞台となる美しい風景です。
アンが歩く小径には瑞々しい色が満ち溢れ、それらを揺らす風のゆくえが見える様。
マシューとマリラの家は質素ではあるけれど、
丁寧に暮らしを営むその場所は流れる空気さえも清らかで、やっぱり美しい。
マシューとマリラの温かい愛情に包まれ、そんな場所で新しい人生を歩き出したアン。
きっと幸せになれるはず。そう思います(´▽`*)
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