すっとんきょうでゴメンナサイ

風の吹くまま気の向くまま

トップアスリートたち


パラリンピックの競技やアスリートを紹介するテレビ番組の中で
視覚に障害のある出演者の方がおっしゃっていた言葉。


車いすなのに出来る
義足なのに出来る
(だから凄い)ではなく
そのスポーツそのものを観てほしい

アスリートとしてのその人を見てほしい

きっと
その素晴らしさや面白さに心の底から感動することでしょう


言わんとすること、わかるーーー。

それで、ふと思い出したのです。


40歳の時、障害者スポーツ指導員の初級講習を受ける機会がありました。
障害者スポーツを指導、援助する上での、注意することや理解しておくべきことなどを学び
また、様々な障害者スポーツを体験しました。
その際、学生時代にバスケットボールをしていたこともあって
講習が終わってから、知的障害の方たちのバスケットボールの練習をお手伝いさせて頂きました。
ある時、たまたま体育館で車椅子バスケットの練習を見ました。
間近に見るのは初めて。
まるで格闘技のようで、その迫力に唖然とするくらい驚きました。
そして信じられないような見事なチェアワークにも。

これは、障害があって普通のバスケットボールが出来ないから車椅子バスケをしている、
ということではなく
車椅子を自由に操れる人こそが出来るバスケットボールだ!
ハンディキャップの概念が消え去るほどに高められた技術を持つ彼らはアスリートに他ならず。
健常者の行うバスケットボールとはまた別物⁈の面白さに興奮しました。

パラスポーツへの認識が大きく変わった瞬間だったかもしれません。


その後、パラスポーツやパラリンピックにも注目するようになりました。

ゴールボールやボッチャなど、障害者スポーツならではの競技もたくさんあります。
東京パラリンピックではテレビ等で観戦する機会が多くありました。
持ちうる能力を最大限に活かすべく研ぎ澄まされた技術に何度も驚かされました。

健常者も一緒に行えるものもあり、ハンディを考慮しながら同じ土俵で戦います。
これもまたスポーツの醍醐味なのではと思います。
ボッチャは体験したことがありますが、何より面白い。そして深い。で、難しい(;^ω^)


……………


障害があるのに、ではなく
アスリートとしてのその人をただ見てほしい

その言葉の言わんとすること、実感として、体感として、とてもわかります。

自分の肉体を限界まで使い、精神力を高め、持ちうる力の全てを使い切って戦う。
それこそがアスリートなのだとしたら
彼らはまさにトップアスリート。
そのパフォーマンスをただ堪能する。
それだけなのだろうなと。


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昨日はいつもに増して感涙に次ぐ感涙……ಥ_ಥ

競泳バタフライの木村敬一選手と富田宇宙選手
ワンツーフィニッシュ、念願叶いましたね
「この日の為に頑張って来たこの日って、本当に来るんだなって」
木村選手の言葉、最高でした

車いすテニスの上地結衣選手
何度も何度も相手のマッチポイントをひっくり返し
最後の最後まで持ち得る限りの力を振り絞ったゲーム
本当に頑張りました
とてつもなく素晴らしい銀メダルだと思います

車いすバスケットボール日本男子
イギリスを破っての決勝進出
ゲーム終了の笛が鳴った瞬間の藤本怜央選手の涙にもらい泣きでした
明日の決勝、アメリカ戦
思う存分走り回ってください


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